〒530−0047 大阪市北区西天満1−2−5
大阪JAビル 1階

googleお問い合わせは予約フォームでお願いいたします

大阪市北区医師会


大阪都心のイメージ

形成外科で扱う疾患

形成外科の守備範囲について

形成外科の守備範囲は全身にわたっています。

右の画像(日本形成外科学会のロゴマーク)をクリックすると、学会の制作した形成外科の紹介動画(日本形成外科学会50年の歩み)がご覧になれます。

一般には非公開のyou tube動画(BGM音声が出ますのでご注意下さい) →

形成外科の守備範囲が多岐にわたっていることをご理解いただけると思います。
実際の手術中の映像が含まれるため、一部の方にはショッキングな動画である可能性があります。閲覧に際してはご注意ください。

日本形成外科学会の定義によれば、形成外科で扱う疾患の守備範囲は以下のようなものです。

※ 大江橋クリニックでは現在その疾患の手術を積極的には行なっておらず、主に他施設にご紹介する疾患は灰色表示しています。

※ 年齢や病変の部位・大きさなどにより入院・全身麻酔が必要な場合は、下記に表示してる疾患でも他院にご紹介する場合もあります。また、灰色表示してあっても状況により診療可能な場合もあります。

形成外科で扱う疾患と手術手技

(形成外科学会の教育課程で専門医に必要な症例と定められているもの)

大江橋クリニックで行なう形成外科手術

主に手術室で行なうものです(保険適応)

※ 平成30年診療報酬点数表の「手術」の欄に掲載されている項目を順番に簡単に説明します。手術費用のめやす(保険適用の3割負担分)には薬代や検査代、診察料等は含まれません。

※ 部位や大きさ、曜日や時間帯の都合によっては、診察室で行なう事もあります。

※ 通常形成外科では行なわないことが明らかなもの(関節の手術や内臓の手術など)は載せていません。
  灰色表示の項目は、当院では行なわず通常は他科をご紹介しています(事情によってお引き受けすることもあります)。
  また、すべての手術項目について載せているわけではありません。

imagephoto

デブリードマンのイメージ
(omedicineのサイトより引用)

第1款 皮膚・皮下組織に分類される手術 (通常診察室で行なうものは別に記載)

デブリードマン
汚染された傷ややけどなどの壊死部分を、植皮手術を前提にきれいにする処置です。
通常局所麻酔の注射をして行ないます。当院では低温やけどなどの深いやけどが治らない場合などに行なうことが多い手術です。
皮膚・皮下・粘膜下血管腫摘出術
血管腫の手術です。けがなどの後にできる場合と、苺状血管腫などが大人になっても消えずに残った場合などが代表的です。
現在は、単純性血管腫や子供の苺状血管腫などいわゆる「赤あざ」に対しては → レーザー治療 が第一選択となりますから、主に赤く盛り上がったできものの手術ということになります。 非常に出血しやすいので注意深く行なう必要があり、時間がかかります。このため他のできものの手術より費用が若干高くなっています。
皮膚・皮下腫瘍摘出術
皮膚にできたできものの切除術です。どこの形成外科でも、最も症例数が多い手術でしょう。
一番多いのは、皮膚腫瘍では「色素性母斑(いわゆるほくろの一種)」や「脂漏性角化症(老人性のイボなどといわれることもあります)」、皮下腫瘍では「表皮嚢腫(粉瘤やアテローマなどとも呼ばれる)」などです。この他にも様々な種類のできものがあります。右の一覧を参照して下さい。 →
大きさと部位により治療費が変わります。
当院で手術することが比較的多いものは、次のような腫瘍です。
詳しくは → 皮膚腫瘍・できもの のページを参照してください。
皮膚悪性腫瘍切除術
悪性腫瘍(皮膚癌)の手術です。悪性度の低い小さなもので1回で取りきれそうな場合は当院で行なう事もありますが、通常は専門施設をご紹介する事になります。当院で行なう場合は40,000円程度の手術になります。
※ ほくろ、イボ等の診断の下に切除して検査したところ悪性であったという場合は、最初に行なった際の「皮膚(良性)腫瘍摘出術」が後から「悪性」に変更される事はありません。あくまで「悪性」の診断の下に手術を行なった時の手術名です。
腋臭症手術
いわゆるわきがの手術です。健康保険では「メスを使って切る」のが基本になります。
通常は「皮弁法」で行ないますが、毛の生えている皮膚を切除したり、一部のアポクリン腺のみ切除する方法などもあります。手術そのものより、術後の安静が大切なので、両側を同時にすることはお勧めしません。(両手が使いにくくなると非常に不自由です。)
一般に、家事や日常生活を援助してくれる家族の協力があれば、早くきれいに治ることが期待できます。腕を動かすほど皮下出血などトラブルが起こりやすくなり、治るのが遅れる傾向があります。
皮膚剥削術
グラインダーなどを用いて皮膚を削る手術です。イボや異物などを取り除く目的で行なうものです。
当院ではあまり積極的に行なっていません。レーザーの方が結果が良いからです。場合によって他の施設をご紹介することがあります。(美容目的の場合は自費になります。)
瘢痕拘縮形成術
傷痕の引き攣れを治す手術です。様々な方法がありますが、費用は一律に顔面、その他、指は1本あたりと決められており、大きさや程度には関係がありません。
保険を適用するには単に引き攣れているだけではだめで、運動制限を伴うものと規定されています。単なる傷痕は美容と見なされ自費になります。大きな傷の場合は植皮が必要になることがあります。
顔面神経麻痺形成手術
この手術は施設基準が定められており、当院で行なった場合は保険適応となりません。
神経移植や筋肉の移植などが必要な場合は専門施設をご紹介します。眉や口角の吊上げなど「静的なもの」(自力で動かす事ができるまでには治せないが、顔の部品を正常な位置に固定する手術)は、自費で行なう事が可能です。
分層植皮術・全層植皮術
いわゆる皮膚移植術で、自分の皮膚を切り取って他の部分に移動する手術をいいます。やけどや他の手術に伴う欠損部分を塞ぐために行なうので、通常は他の手術にこの手術の費用が加算されます。
皮膚移植術
他人の皮膚(生体または死体の皮膚)や培養した皮膚を移植する手術で、通常当院では行ないません。大やけどなどで自分の皮膚が足りない場合に行なうものですから、ほとんどの場合救急病院など専門施設で行なわれる手術です。
皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術
皮膚の欠損部を塞ぐために、その近くの皮膚を(切り離さずに)弁状に起こして回転させたり伸展移動させたりする手術です。
形成外科が最も得意とする分野です。通常他の手術と一緒に行なわれる事が多く、その場合はどちらか一方の手術費用が半額になる決まりです。
皮弁のデザインで手術結果が左右されます。医師の経験の差が出る手術でもあります。
動脈皮弁術、筋皮弁術
皮弁に動脈を含ませたり筋肉を付けたりして、移動した皮膚が生着しやすいように工夫した手術です。
大掛かりなものは入院が必要ですが、小規模な手術は局所麻酔でも行なえます。欠損部の近くに血流の良い組織がある場合に行ないます。
これも形成外科の得意分野で、古くから様々なデザインが工夫されています。
遊離皮弁術
皮膚を動脈や静脈、神経などを付けて一旦切り離し、移植先の神経や血管につなぐ手術です。顕微鏡(マイクロスコープ)を用いて行なうため微小外科(マイクロサージェリー)と呼ばれますが、細かいけれど大掛かりな手術になります。つないだ血管がつまらないよう術後管理が大切なため、入院が必要です。当院では行なっていません。
複合組織移植術
皮膚と骨、皮膚と軟骨、皮膚と脂肪のように複合した組織を移植します。瞼や鼻、耳などの手術の際にあわせて行なわれる事があります。
当院では傷痕の凹みに真皮脂肪移植を行なうような手術が多いですが、耳から鼻へ皮膚と軟骨を同時に移植したりすることもあります。
大きな組織を移動する場合は血管をつなぐ手術となり、下記の遊離複合組織移植術として算定しますから、こちらは比較的小さな組織を移植する手術になります。
自家遊離複合組織移植術
遊離皮弁術と同じく、顕微鏡を用いて血管をつなぐ手術となり、入院が必要で当院では行なっていません。
粘膜移植術
瞼や唇などの粘膜を、口腔内などの粘膜を用いて再建します。
粘膜弁手術
主に口の中の欠損を、近くの粘膜を移動させて塞ぐ手術です。
組織拡張器による再建手術
先天異常、アザ、血管腫、瘢痕拘縮などの手術の際に、欠損した皮膚を覆うために近くの皮膚を数ヶ月かけて伸ばす手術です。
エキスパンダーという合成樹脂の風船を皮下に入れて生理食塩水を注入し徐々に膨らませます。伸びた皮膚を使って欠損を塞ぐまでを1回の手術と考えます。一つの病変については1回だけ保険が効きます。
定期的な通院による長期の管理が必要となります。効果に比して患者さんの負担が大きく、感染などのトラブルも稀ではありませんので、当院では積極的には行ないません。
象皮病根治手術
リンパ管の吻合を行なう手術で、外来手術ではほとんど行なわれることがないと思います。当院では経験がありません。
 
大江橋クリニックで局所麻酔で手術することが比較的多い皮膚皮下腫瘍の主なもの

※ 数十例〜数百例以上経験した、比較的多いものに限る。

色素性母斑
いわゆるほくろ。小さなものはレーザー治療(自費)もできるが、一般には手術の方がよい
脂漏性角化症
いわゆる「老人性」イボの類。浅く小さなものはレーザー治療(自費)の方がよいことがある
皮膚線維腫
茶褐色の硬いできもの。多発することもある。切除が原則
神経線維腫
正常皮膚色の非常に柔らかいできもの。多発する遺伝性疾患もある
神経腫
半透明の比較的硬いできもの。大きくなることはまれ
脂腺母斑
生まれた時からある黄色い脱毛斑。成長につれイボ状に盛り上がってくる。将来がん化する恐れがあり、全切除が原則
表皮母斑
生まれた時からある多発するイボ状のアザ。削っても再発することが多く、切除が原則
眼瞼黄色腫
瞼にできる黄色〜白っぽい扁平なできもの。大きい場合は欠損を皮弁で再建する必要がある
汗管腫
主に瞼の周辺に多発する白っぽい米粒大ほどのできもの。完全切除は難しいができる限り切除
脂肪腫(浅在性のもの)
深いものは軟部腫瘍の扱い。黄色く柔らかいできもので、放置すると巨大化することもある
先天性表在性皮膚脂肪腫性母斑
皮膚の浅いところにできる皮膚脂肪腫に連続して、皮下脂肪層の下にも脂肪腫が存在する。比較的まれだが、他の病名で表在性の部分だけ切除されている可能性がある
ケロイド
通常は切除すると再発するので切らずに治すが、耳にできたものや術後のケロイドは切除すると治ることがある
表皮嚢腫(毛包嚢腫)
非常に多いできもので、化膿して痛くなって受診することが多い。腫れて赤い間は切開して排膿する事しかできない(皮膚切開術)。完全摘出が原則なので、腫れが治まってから改めて手術が必要
毛孔開大腫
粉瘤に似ているが、開口しているため腫れることは少ない。基本的には表皮嚢腫と同様、完全摘出すると治癒する
脂腺嚢腫(症)
全身に多発することが多く、皮下にやや硬いしこりが触れる。時に数十〜数百に及ぶことがあり、場所を限って少しずつ摘出する
脂腺増殖症
顔面に多発する小腫瘤、皮脂腺が拡大して盛り上がったもの。中央が陥凹していることが多く、盛り上がると黄白色。深いのでレーザー等では取れない
毛母腫(石灰化上皮腫)
皮下にできる硬いできもので、段階的に大きくなる。周囲に血管が多く切除の際出血しやすい
副乳・副乳頭
本来は先天奇形の一種だが、摘出する際は皮膚腫瘍の扱いになることがある。位置や大きさによっては「乳腺腫瘍」「軟部腫瘍」として手術する事もある
<

   

第2款 筋骨格系・四肢・体幹に分類される手術

※ 主に整形外科で行なわれる手術が多い項目です。通常大江橋クリニックの形成外科で行なわない手術もありますが、参考にして下さい。

筋肉内異物摘出術
けがで刺さったものが傷の中で折れたような場合です。深く入り込んだ場合画像診断が必要なこともあり、そうした場合は専門施設をご紹介します。
四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術
皮下組織(皮下脂肪)より更に深く(筋膜〜筋肉内)にできた腫瘍を切り取る手術です。当院ではやや深いところにできた脂肪腫などを摘出する際に算定することが多いです。
筋肉や血管、神経などの腫瘍が疑われる場合は通常整形外科にご紹介する事になります。
深いところにあるためやや時間がかかりますが、切開はできるだけ小さく行なうので、術後の傷痕はできものの直径より小さくできることがあります。
腱縫合術
けがで切れた腱をつなぐ手術ですが、指以外はやや大掛かりとなりますので、専門施設をご紹介することにしています。指の腱をつなぐ手術は局所麻酔で行ないます。
腱移行術
腱が骨についている位置を変えて、筋肉の動きを調整します。通常は整形外科を紹介しますが、症状と位置によっては当院で行なうこともあります。
骨移植術・軟骨移植術
当院では主に耳や鼻の手術の際に、採取した軟骨を、別の位置(反対側の耳など)に移植する際に算定することが多いです。肋軟骨を使う手術はあまり行ないませんし、骨の移植は現在のところ行なっていません。他人の骨の移植も当院では行ないません。
ガングリオン摘出術
ガングリオンは可能ならば穿刺・圧迫固定などの処置で小さくする方法を選びますが、大きなものや繰り返すものは手術を行ないます。基本的に関節近くの手術ですので、機能に影響を与えないよう慎重に行なう必要があり、少し時間がかかります。関節機能に影響を与えそうな深い部位の場合、整形外科をご紹介しています。
断端形成術
指や手足が切断され、つなぐことができない場合に先を丸めてしまう手術です。当院で行なえるのは指などの小範囲のものに限ります。
現在では可能な限り再接合を試みますし、爪が一部でも残っているようならそのまま手術せずに治した方が結果が良いのであまり行ないません。
切断四肢再接合術
これは基本的に再接合を得意とする専門施設で行なうべき手術です。形成外科の専門分野ですが当院では行ないません。
陥入爪手術
巻き爪の手術です。麻酔の注射をして巻き爪の両側を数ミリずつ切り取り、必要に応じて爪床爪母を形成したりフェノールという薬品で処理して、食い込む部分が生えないようにします
手根管解放手術
手首の部分で筋肉や腱を束ねている手根管という硬い組織が血管や神経を締め付け指がしびれたりする場合に行ないます。通常は整形外科で行なう手術ですが、症状がはっきりしており診断が確実なら、局所麻酔で行なうことは可能です。当院では積極的には行なわず専門施設をご紹介しています。
手掌・足底異物摘出術
麻酔をして切開し、異物を除去します。
手掌屈筋腱縫合術
けがに伴う場合行ないます。通常腱の断裂がありそうな深いけがの場合は専門施設に紹介しますが、部分的に切れていたり手術中に断裂を発見した場合は当院でつなぎます。
指瘢痕拘縮手術
やけどやけがなどで曲がった指を伸ばす手術です。足りない皮膚を移植する事もあります。
デュプイトレン拘縮手術
小範囲の場合は局所麻酔で手術可能です。指2本以上の場合は時間的にも技術的にも専門施設で行なうべき手術です。
多指症手術・合指症手術
通常乳幼児の間に全身麻酔で行なう手術ですので、当院では行なっていません。
指癒着症手術
2本の指がやけどなどでくっついてしまった場合に切り離します。骨の形成が必要な場合は専門施設をご紹介しています。
巨指症手術・屈指症手術・斜指症手術
通常乳幼児の間に全身麻酔で行なう手術ですので、当院では行なっていません。

第3款 神経系・頭蓋に分類される手術 

※ 主に脳外科で行なわれる手術が多い項目です。通常大江橋クリニックの形成外科で行なわない手術もありますが、参考にして下さい。

頭蓋骨腫瘍摘出術
当院の外来手術で行なうのは、額の骨(前頭骨)にできるこぶ状の骨種をとる手術のみです。
神経縫合術
切れた神経をつなぎ合わせます。細いものは顕微鏡を用いる必要がありますし、太いものは大きなけがに伴う場合が多いので、当院ではめったに行なう事はありません。
神経腫切除術
末梢神経にできたこぶを切除する手術です。痛みを伴う事が多く、手術をすると痛みがなくなります。あまり多くはありませんが、多発する事もあります。
個数によって費用が決められている珍しい手術です。
レックリングハウゼン病偽神経腫切除術
無数にあることが多く、一度にできるだけ多数をとりたいと希望する患者さんが多いのですが、神経腫とは扱いが異なり、保険では何カ所手術しても一度の手術は1カ所扱いです。費用も安く設定されているので、時間がかかり個数が増えるほど、医療機関にとっては負担の大きい手術になります。
常識的には1回の手術で1カ所〜10カ所程度までではないかと考えます。一度に多数を摘出する場合は出血も多くなるため、入院が必要となります。
神経捻除術
激しい痛みを伴うため、痛い部分の神経を取ってしまう手術です。取った部分には皮膚感覚の麻痺が残ります。原因を確定するため専門施設にご紹介する事が多く、当院では原則として行ないません。
神経移行術
神経を別の神経につなぎ変える手術です。手足の手術などに伴って行なう事がありますが、当院では今のところ経験がありません。
神経移植術
切り取ってもあまり大きな影響のない神経(脚の皮膚感覚を支配する神経など)を、より重要な神経の損傷部分に移植します。
すぐには回復しませんが、数ヶ月以上たつと徐々に機能が回復します。顔面神経麻痺などの場合に行なう事があります。手術部位が複数になり、全身麻酔が必要となるため当院では行なっていません。

第4款 眼に分類される手術

※ 主に眼科で行なわれる手術が多い項目です。大江橋クリニックで行なうのは、主に瞼の手術のみです。
通常大江橋クリニックの形成外科で積極的には行なわない手術はグレー表示しています。そうしたものは眼科をご紹介しています。
美容的な目的で行なう場合は「自費」での対応になることがあります。

※ 眼科手術にあっては「眼瞼」は眼球ではないその他の部位、と見なされ眼科医の興味を引かないためか、手術料は非常に低く設定されています
その事がこの分野で手術の技術を発展させる障害になっています。

瞼縁・瞼板縫合術
けがなどで切れた瞼を縫い合わせます。
麦粒腫切開術
ものもらい、めばちこで腫れた瞼を切開して膿を出します。
眼瞼膿瘍切開術
化膿した瞼を切開します。
外眥切開術
いわゆる目尻切開です。美容的なものではなく、癒着した傷跡の修正などの手術です。
睫毛電気分解術
逆まつげなどの場合、睫毛を「永久脱毛」してなくしてしまいます。
兎眼矯正術(当院では簡単なもの以外、瘢痕拘縮形成術等で対応させていただきます)
瞼が閉じない症状を兎眼といい、これを閉じるようにする手術です。形成外科で行なうとすれば、原因にもよりますが、
  上眼瞼を下げるために、眼瞼挙筋の後転、筋膜移植、植皮、瘢痕切除などを考慮するか、
  下眼瞼を上げるために、靭帯の移動、瞼板の形成、軟骨移植、筋肉の移植や移行、眼輪筋の引き締めなどを考慮する事になります。
瞼板の切除縫合か上下眼瞼を縫い合わせてしまうか、いずれにしても単純な手術しか想定されていません。
当院では、兎眼の原因を特定し、それが瘢痕によるものであれば「瘢痕拘縮形成術」等で対応します。
マイボーム腺梗塞摘出術
次の霰粒腫と基本的には同じものですが、切開して内容を掻きだすような手術です。
霰粒腫摘出術
★ お電話でのお問い合わせが大変多いので特に記しますが、当院では霰粒腫の手術は行なっておりません ★
  灰色表示の項目は、当院では行なっていない項目です。誤解ないようにお願いいたします。
瞼板にできた硬いしこりを摘出する手術です。
※ 眼科で切開すると重瞼ラインが乱れるが形成外科だと二重にできるといった風説が広まっているようです。
瞼板機能に影響する手術ですので、基本的には眼科で行なうべきものと考えます。
瞼板切除術
巨大霰粒腫摘出術という別名がある通り、霰粒腫を瞼板ごと摘出してしまう手術です。
眼瞼内反症手術(当院では通常保険適用外・自費手術とさせていただきます)
いわゆる逆まつげの手術です。これも手術費用が非常に低く抑えられているため、丁寧な手術を行なうと完全に赤字になる手術の代表です。
丁寧に行なえば、切開して皮膚と眼輪筋の一部を切除し、睫毛の方向を矯正して外を向かせるためには1時間以上はかかると思います。難易度は眼瞼下垂症とそんなに変わりません。
下瞼の逆まつげは手術すると下瞼も二重になる、と聞かされた人もいると思います。それは、埋没法のように1〜2カ所を糸で縛るだけしか想定されていないからです。
当初採算を度外視して時間のかかる切開手術を行なっていましたが、健康保険制度のもとで想定外の術式を行なうことは、たとえ患者さんのためであっても認められないことが多く(この手術を「保険でできる二重の手術」として悪用し美容手術を行なう医療機関があるためでしょうか)かといって不十分な結果に終わることが明白な、糸で縛るだけの手術を行なうこともためらわれるので、現在では切開を必要とする内反症手術はすべて自費で行なうこととしております。ご了承下さい。
眼瞼外反症手術(当院では簡単なもの以外、瘢痕拘縮形成術等で対応させていただきます)
これも健康保険では瞼板の切除縫縮程度しか想定されていないと思います。実際には皮膚・眼輪筋の引き締め、眼瞼嚢筋の前転、場合によっては耳介軟骨移植などが必要となる事があり、眼瞼下垂症と同程度の難易度があります。
眼瞼下垂症手術(当院では機能障害の見られない場合は自費で対応させていただきます)
眼瞼挙筋に障害のない「腱膜性」眼瞼下垂はタッキングで十分治るので、それでよいのかもしれません。
結膜嚢形成手術
けがや腫瘍摘出などにより眼瞼の欠損を再建する手術です。当院では今のところ全部形成は行なっていません。
内眥形成術
内眼角部の再建を行なうもので、美容的な目頭切開などは含まれません。内眥は涙の流出時経路になっており、複雑な構造をしています。しかし、涙小管部分の形成は別に定められているため、ここでは主に鋭角の形のよい目頭を形成する手術と思われます。
眼窩内異物除去術
この手術は施設基準が定められており、当院で行なった場合は保険適応となりません。
以前は表在性のものに関しては保険適用が認められていたのですが、眼科の専門施設以外では保険での手術ができなくなりました。

第5款 耳鼻咽喉に分類される手術

※ 主に耳鼻科で行なわれる手術が多い項目です。通常大江橋クリニックの形成外科で行なわない手術もありますが、参考にして下さい。

耳介血腫開窓術
打撲などで耳の軟骨の間に血が溜まり、大きく膨れてくることがあります。圧迫したぐらいでは治まらず痛みを伴うことが多く、切開して内容を出す必要があります。
単に切開しただけでは傷が塞がるとまた血が溜まってくるため、傷口を広げて塞がらないようにする手術です。大江橋クリニックでは通常行なっていません。
先天性耳瘻管摘出術
耳の前部や後部に小さな穴があり、トンネル状に奥に続いていることがあります。時々腫れて痛み、膿が出ます。
トンネルの奥まで追いかけてトンネルの壁ごと切除します。中学生以上であれば、局所麻酔でできます。
副耳切除術
耳の前方や頬、顎などに、小さなこぶのように余分な軟骨がとびだし手いることがあります。皮膚科領域では軟骨母斑とも呼びます。乳児のうちに切除されていることが多いのですが、一部残っていたり全く未処置の方もいます。
皮膚のできものをとる時と同じように手術します。
耳介腫瘍摘出術
耳にはいろいろなできものができますが、耳の形の特殊性から、切り取ると軟骨が変形したり皮膚を縫い寄せられない場合があります。このためこの項目が設定されています。
ただし、実際上はこの項目で算定した場合、ほとんどすべて保険者(支払側)に査定され、支払を拒否されます。(皮膚・皮下腫瘍に付け替えて算定される。)軟骨腫瘍に限定された項目とされているようです。
耳介形成手術(立ち耳等は美容扱いとなるため自費で対応されていただきます)
耳の形を修正して正常に近づける手術です。
ただし、厚生労働省通知による算定条件として「耳輪埋没症、耳垂裂」とあり、立ち耳や柔道耳、スタール耳、折れ耳などその他の耳介軟骨の異常に対してこの手術が算定できるかはすべて「等」をどのように解釈するかにかかっています。
今までのところ、スタール耳、柔道耳などで保険が通った例がありますが、近年ますます適用が厳しく制限される傾向にあり、おそらく耳輪埋没症、耳垂裂(先天性のもの)以外は保険適用できないと考えた方が良さそうです。
小耳症手術
耳が正常より小さい場合を小耳症といい、程度も様々なので、それにあわせて様々な手術法があります。
健康保険では、肋軟骨で耳介フレームを作成することを想定したと思われる「軟骨移植による耳介形成手術」と、「耳介挙上」(耳介フレームを移植した後、頭に貼り付いたようになっている耳を外に突き出すように起こす手術)の二つしか分類がないため、その他のいろいろな手術は保険ではできないと解釈する他ありません。
変形外鼻手術
鼻の形を治す手術ですが、「機能回復を目的として(要するに呼吸を楽にするため)」行なう以外は保険の対象となりません。従って当院で行なう手術はすべて自費扱いとなります。

第6款 顔面・口腔・頸部に分類される手術

※ 主に耳鼻科で行なわれる手術が多い項目です。通常大江橋クリニックの形成外科で行なわない手術もありますが、参考にして下さい。

※ 口唇・口蓋裂形成手術は形成外科の重要な分野ですが、通常小児期に全身麻酔で行なう手術であり、入院設備が必要なため当院では行なっていません。局所麻酔で行なえる二時修正は可能です。

頬粘膜腫瘍摘出術
文字通り口の中にできた腫瘍の切除です。通常は口腔外科が行ないます。悪性が疑われる場合は専門施設を紹介します。
舌腫瘍摘出術
切除後に再建が必要な大きなものや悪性が疑われるものは専門施設を紹介します。
舌繋瘢痕性短縮矯正術
口の中の傷で舌が短くなり、口から突き出せない症状に行ないます。やや時間がかかるため局所麻酔では苦痛な場合もあり、行なえるかどうかは症状の程度によります。
頬・口唇・舌小帯形成手術
唇と歯茎、舌と口腔底などは「小帯」と呼ばれる襞で繋がっています。これを切り離して長くしたり、逆に襞を作ったりします。
口唇腫瘍摘出術
粘液嚢胞と紛らわしい「静脈湖」と呼ばれる血管腫は、これで算定するか「粘膜下血管腫摘出術」で算定するか難しいところですが、実際上はほとんど同じくらいの費用です。
頬腫瘍摘出術
粘膜腫瘍、皮膚・皮下腫瘍は別項目のため、主に筋肉内の腫瘍と解釈されます。
口唇裂形成手術
当院で行なえるのは、局所麻酔で可能な大人の二時修正です。
がま腫切開術・摘出術
舌下腺(唾液腺)で作られた唾液が排出できなくなり、唾液をためた袋状の病変が下の底できたものです。切開するだけで治ることもあります。袋をとってしまう摘出術は口の中の手術ですのでやや苦痛を伴います。大きなものは専門施設をご紹介します。

第7款 胸部に分類される手術

※ 主に胸部外科、乳腺外科で行なわれる手術が多い項目です。乳房再建術や漏斗胸手術のように形成外科の守備範囲ですが通常全身麻酔の手術となり大江橋クリニックで行なったことのない手術は載せていません。

乳腺腫瘍摘出術
乳房にできたものは悪性の可能性を考え専門施設をご紹介します。
腋の下などにできる「副乳」は乳腺腫瘍だと思うのですが、この項目で請求すると査定され支払い拒否される場合があります。そうした場合は皮下腫瘍などに付け替え査定されます。おかしなことですが、保険制度の不備です。
陥没乳頭形成術
授乳障害がある場合のみ保険が認められますので、授乳の可能性のない女性には保険が効きません。手術法は、乳頭を引き出して頸部を引き締める単純なものから、Z形成を数カ所に行ない、更には真皮弁を複数起こして形成するなど複雑なものまで多数ありますが、すべて同じ費用となり、かなり不合理です。
再建乳房乳頭形成術
乳頭部分は乳房の皮膚の一部を使って盛り上げ、乳輪部分は色の濃い皮膚を移植することが多いですが、反対側の乳頭の一部を移植したりすることもあります。

第8款 心・脈管に分類される手術

※ 主に心臓血管外科で行なわれる手術が多い項目です。大江橋クリニックの形成外科で行なったことのない手術は原則として載せていません。

下肢静脈瘤手術
静脈瘤の部分切除が「下肢以外」とされたため、大掛かりな手術以外は保険適応がなくなりました。そのかわり、血管内レーザー治療が保険適応になったので、当院ではレーザー治療の専門施設にご紹介しています。表在性のものは皮膚表面からのレーザー照射である程度改善することができます。
静脈瘤切除術(下肢以外)
皮膚のできものをとるのと同程度の手術です。
リンパ管腫摘出術
局所麻酔で行なう範囲の小さなものに限ります。
リンパ節摘出術
費リンパ節は深いことが多く、時間がかかり麻酔の量も多くなることがあります。
リンパ節の腫瘍を疑う場合は、摘出してすぐに検査する必要があり、通常検査施設を備えた病院で行なうべきです。
リンパ節膿瘍切開術
リンパ腺が腫れた場合、普通はまず抗生剤の内服を始めてもらいますから、切開することはまれです。

第9款 腹部に分類される手術

※ 主に外科で行なわれる手術が多い項目です。大江橋クリニックの形成外科で行なったことのない手術は載せていません。

腹壁腫瘍摘出術
腹部のできものは、皮下組織〜脂肪層にできた場合皮下腫瘍、脂肪層の下、筋膜などにできた場合軟部腫瘍といいます。
腹壁腫瘍はその更に下、筋肉内〜腹膜に及ぶものですから、通常は局所麻酔では難しく、診断を含め専門施設をご紹介する場合が多いです。
臍ヘルニア手術
腹壁のヘルニア手術の中では、臍ヘルニアの軽度のものに限り、局所麻酔で行なうことがあります。でべそ、の訴えで受診した方の中に、臍ヘルニアの症状をお持ちの方が時々います。
ヘルニアのないでべそ(臍突出症)は健康保険の対象ではなく自費手術になります。
毛巣嚢・毛巣瘻・毛巣洞手術
臀部のできもののうち、毛が皮膚の中に埋もれて化膿したり、それが繋がってトンネル状になったものを切開する手術です。
似たような症状で、非常に軟治性のものに「慢性膿皮症」があります。これは完全に摘出しないと完治せず、大掛かりな手術になるので通常は入院して行ないます。当院では行なっていません。最近では注射薬が登場しています。

第10款 尿路系・副腎に分類される手術

※ 主に泌尿器科で行なわれる手術が多い項目です。大江橋クリニックの形成外科ではこの項目の手術は行なったことがありません。

第11款 男子性器に分類される手術

※ 主に泌尿器科で行なわれる手術が多い項目です。大江橋クリニックの形成外科で行なったことがない手術は載せていません。

陰茎尖圭コンジローム切除術
項目としては残っていますが、現在では液体窒素による凍結か、塗り薬をお渡しして自宅で治療していただくのが普通です。麻酔の注射をして切除する治療はしたことがありません。
包茎手術
できないことはないのですが、積極的にはお受けしていません。いわゆる「仮性」包茎は手術する必要のないものですし、重症のものは癒着が強いこともあるので、泌尿器科でされることをお勧めします。高額な自費治療をする必要はありません。

第12款 女子性器に分類される手術

※ 主に婦人科で行なわれる手術が多い項目です。大江橋クリニックの形成外科では下記の経験がありますが、現在は行なっておりません。行なったことがない手術は載せていません。

バルトリン腺膿瘍切開術
陰部のできものが腫れて痛むと受診される方が多いです。局所麻酔で切開します。
バルトリン腺嚢胞腫瘍摘出術
単なる切開ではなく、袋になった部分を切り取り、再発しにくいように出口を作ります。
女子外性器腫瘍摘出術
形成外科で扱うものは浅いできものが多く、この項目で算定するか皮膚・皮下腫瘍で算定するかは症状によります。

第13款 脳死臓器提供管理料

※ 大江橋クリニックの形成外科で行なうことはありません。

レーザー治療

主にレーザー室で行なうものです

※ 皮膚レーザー照射療法は、最初「レーザー手術」として手術の項目で扱われていたものが、機器の普及に伴い処置に移されました。いろいろと規定が多く、また全く同一条件の照射でも「薬事法」に基づく承認をとったメーカーの機器でないと保険適用が認められないので、新しい機能を備えた新型機器の使用が制限されています。

※ 色素レーザーとQスイッチ付きレーザーの治療費の差については合理的な説明ができません。また規則の多くは医学的な理由ではなく経済的な目的で定められているように思われます。

皮膚レーザー照射療法:色素レーザー照射療法
※ 当院では赤あざに対するレーザー治療は自費で行っています。(美容外科参照)
大江橋クリニックで導入している色素レーザー治療は全て自費になります。
保険適応のあるレーザー機器を導入する予定はありません。保険治療で定められたいろいろな制限を守って治療を行うことが必ずしも患者さんの治療にプラスになると思えないためです。むしろ、保険の制限にとらわれず治療法をいろいろと工夫できる利点の方が大きいと思います。よろしくご理解をお願いします。


適応病名は「単純性血管腫」「苺状血管腫」「毛細血管拡張症」になります。
皮膚レーザー照射療法:Qスイッチ付きレーザー療法
大江橋クリニックでは、太田母斑・小範囲の異所性蒙古斑などにかぎりQスイッチ式ルビーレーザー治療を行っています。
Qスイッチ付きルビーレーザー、Qスイッチ付きアレキサンドライトレーザーと、(Qスイッチではない)ルビーレーザーで治療を行なった場合のみ保険適応が認められますが、Qスイッチ付きヤグレーザーや(Qスイッチのつかない)アレキサンドライトレーザーは保険の対象外です。
保険では頭、手足、背中、腹部をそれぞれ1部位として計算します。(背中に2カ所あっても1回ですが、背中と脚にひとつづつあれば2回と数えます。)違う病名のアザが(重複せず)複数あれば病名ごとに算定します。
病名は「太田母斑」「異所性蒙古斑」「外傷性色素沈着症」「扁平母斑」です。実際には「等」は無視されます。Qスイッチアレキサンドライトは「扁平母斑」には保険が効きません。
扁平母斑では、(Qスイッチ)ルビーレーザーに限り、初回治療の後「再発した」場合は、もう1回だけ治療を行なえます。その他のアザの場合は、初回治療を含めて5回までと定められています。
大江橋クリニックでは、何度も繰り返す必要のある治療に関しては自費治療を原則としています。ご了承をお願いいたします。

診察室での処置

主に診察室のベッドなどで行なうものです

※ 費用のめやすには薬代や診察料は含まれません。
  最初に手術の項目にあるが通常診察室で行なうものを説明します。

主に診察室のベッドなどで行なう「手術」

創傷処理
外傷の縫合をします。通常、局所麻酔が必要です。傷の大きさ、場所、程度によって治療費が変わります。長い傷の場合は手術室で行なうこともあります。
皮膚切開術
化膿した部分などをメスの先などで切開します。小さい場合麻酔せずに行なう事もあります。大きさや数によって治療費が変わります。
爪甲除去術・爪甲除去
爪甲除去術はいわゆる巻き爪などの際に麻酔をして爪の一部を切り取ったり抜いたりする手術です。
麻酔をしない場合は処置となります。いずれも診察室で行なえます。
ひょう疽手術
爪周囲炎、感染性爪囲炎などの場合に切開して膿を出したりします。
皮膚腫瘍冷凍凝固摘出術
大げさな名前がついていますが、できものを液体窒素で凍らせてとる方法です。診察室で行なえます。通常はとりきれるまで何回か繰り返す必要があります。当院では行なっておりません。

主に診察室のベッドなどで行なう「処置」

創傷処置
傷の処置で縫合を伴わない場合です。術後のガーゼ交換なども含まれます。
熱傷処置
やけどの処置です。深いやけどの場合処置の材料費がかかることがあります。皮膚科医と一緒にやる事が多い処置です。
絆創膏固定術
足首のねんざや膝靱帯損傷などに行ないます。本来は整形外科的な処置ですが、テーピングをすると痛みが軽減し楽になるため、当院でも行なうことがあります。
他にもテーピングをすると楽になる症状は多々ありますが保険適応がありません。自費治療としてテーピングを行なうことは可能です。
穿刺排膿後薬液注入
他の処置に含めてしまうことが多いです。当院では行なっておりません。
ドレナージ
傷にチューブなどを留置して血や体液を抜く処置です。
皮膚科軟膏処置
主に皮膚科で行ないますが、形成外科で行なうこともある処置です。使用した軟膏の薬代は別です。小範囲の場合は診察料に含まれます。
皮膚科光線療法:中波紫外線療法
当院では皮膚科で「ナローバンドUVB療法」を行なっています。時間、回数、場所に関係なく1回ごとに一定の治療費がかかります。
皮膚レーザー照射療法
処置の項目ですが、レーザー室で行ないますので、レーザー治療の項を参照してください
いぼ焼灼法
当院では主にレーザー治療を行なっているため、焼灼法は行ないません。
いぼ冷凍凝固法
液体窒素でイボを凍らせます。10日〜2週間に1回程度通院して処置を繰り返します。皮膚科で行なうことが多い処置です。当院では行なっておりません。
イオントフォレーゼ
他の療法が無効なものに限り、と規定されていますので、他の薬や治療と併用することはできません。
尋常性白斑の場合は4センチ四方ごと、汗疱状白癬、慢性湿疹、尋常性痤瘡、慢性皮膚炎、稽留性化膿性肢端皮膚炎、多汗症、頑癬の場合は1回ごとの算定です。当院では他の治療法を優先して行なっており、すべて無効という患者さんはほとんどないため、保険でのイオン導入は行なっていません。
軟属腫摘除
数が多い場合は苦痛があるため、麻酔シールを貼って行なうことがあります。皮膚科で行なうことが多い処置です。当院では行なっておりません。
面皰圧出法
いわゆるニキビ処置です。ニキビの毛穴に穴をあけて内容を押し出します。通常はレーザー治療(自費)をお勧めしています。
稗粒腫摘出
いわゆる白ニキビを押し出す処置です。注射針などで穴をあけて内容を押し出します。通常はレーザー治療をお勧めしています。
鶏眼・胼胝(ベンチ)処置
魚の目やたこを削ります。現在行なっておりません。
粘(滑)液嚢穿刺注入
薬液を注入する処置です。当院では行なっておりません。
ガングリオン穿刺術
ガングリオンに注射針を刺して注射器で内容のゼリー状液体を抜きます。
介達牽引・矯正固定
当院では主にテープなどによる介達牽引を行ないます。副子(添え木)などによる固定も関節を安定させるためなどに行なう事があります。
低出力レーザー照射
疼痛緩和のために行なう処置ですが、当院のレーザーはすべて高出力の装置であるため保険適応がありません。しかし、自費であれば行なうことはできます。その場合レーザー室での処置になります。