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耳の悩みと治療

大江橋クリニックは、耳(外耳・耳介)の治療について様々なご相談をお受けします。

※ 耳の聞こえ方(聴力)や耳の穴の内部は耳鼻科の領域です。

通常、形成外科・皮膚科・アレルギー科で扱う疾患は、健康保険で治療できることが多いですが、ピアス関連や耳の形を変える手術などは自費になることがあります。 自費(美容)料金については▶ 自費(美容)診療の料金表をご参照ください。

形成外科で対応する治療(手術は院長が行います)

耳の形を変える手術について

耳たぶを大きくする、耳の軟骨の形を変える、立ち耳の角度の変更、その他、耳(耳介、外耳)については様々な治療が可能です。ピアスの孔を塞いだり切れた耳たぶを修復したり、耳にできたできものやケロイドを切り取り、その欠損を再建する事もできます。柔道耳などで膨れた軟骨を切り取ったり、左右の耳の大きさを調整する手術もあります。副耳や耳瘻管などの先天的疾患を手術したり、付随するトラブルも扱います。

ただしその治療には、健康保険の適応とは見なされないものも多く含まれます。それは「耳の形」が「耳の機能」と密接な関係になく、「耳の形」の修復の多くが「美容的な(見た目の)問題」と見なされるためです。
耳介(外耳)は瞼や鼻、口のように目立つ顔の正面にないため、社会生活上の「必須の道具」としては地位が低いのです。耳輪埋没症など明らかな形の異常は 健康保険 の対象となりますが、それは「眼鏡やマスクをかけるのに不便である」といった機能的な問題が関係するからであると思われます。

健康保険適応手術(形成外科)と自費手術(美容外科)

耳の変形に保険は適用されるか

大江橋クリニックでは、耳介の変形は場合によって社会生活上大きな苦痛をもたらすと考え、健康保険の適用可能なものはできるだけ健康保険で手術を行う方針です。
しかし耳介や耳たぶを大きくする、小さくする、耳の形を微妙に変える、立ち耳の角度の変更といった手術は現状では保険適用が不可能で自費手術となります。
その他、ピアスの孔を塞いだり、ピアスホールが広がって切れた耳たぶを修復する場合は、その原因となった行為がご自身のいわば自由意志による自傷となるので、保険の適応はありません。

耳にできたできものやケロイドを切り取ったり、その欠損を再建する場合や、副耳や耳瘻管などの先天的疾患を手術する場合は保険の対象となります。

耳たぶや耳の周囲が腫れて痛い

先天性耳瘻管の二次感染

先天性耳瘻管は生まれつき耳にある小さな穴で、この穴の中が感染を起こして耳の周囲が赤く腫れて痛みます。重症になると頬や首まで赤みが広がり非常に痛いことがあります。これもまず抗生剤内服で炎症を引かせてから、原因となっている皮膚の管を完全摘出します。
耳のできものの手術の該当欄を参照してください。

ピアストラブル、ピアス耳切れ

軽度のもの(ピアス穴から膿が出る、穴の周囲が腫れて痛い、ピアスが通らないなど)は内服薬(抗生剤や消炎剤)と皮膚科的処置(シリコンチューブ留置や洗浄、軟膏処置など)で治まることもあります。
不良肉芽が生じたり、ピアスホールが裂け、ちぎれてしまったものなどは、手術が必要となります。

一般的には傷の治療を優先し、ピアスホールを残すことはできません。完全に治ってから希望があれば新たに開けなおすことになります。

ピアス耳切れの原因と手術

ピアスホールが次第に縦長になり、自然に二つに割れることが多く、痛みもあまりなく気がついたら裂けていたというケースがほとんどです。原因は繰り返すピアストラブルです。通常強く引っ張るなどの外力で裂けることはまずありません。
耳たぶを元の丸い形に戻すのは簡単ではありませんが、切開のデザインを工夫することにより、ほぼ元通りの形にできます。ケロイド体質の方を除き、傷痕もほとんど目立たなくなります。

ただし、手術費用は上で説明した通り、健康保険で行なうには無理がある場合も多く、通常、自費手術としてお支払いいただくことになります。
その場合の費用は、美容外科の該当部分をご覧下さい。

美容外科で対応する自費治療(手術は院長が行います)

耳の形を変える手術(自費美容手術)

(ピアス穴あけ、穴塞ぎなど明らかな美容的なものは → 美容外科 参照)

その他、大江橋クリニックで行うことのある美容手術

耳介軟骨修正手術は、耳輪、対耳輪、耳甲介などの耳介軟骨の各部分に手を加え、軟骨の折り畳まれる位置をずらしたり一部を削ったりして、形を整える手術です。

耳たぶ(耳垂)が大きすぎたり小さすぎたりという場合に、皮膚と軟骨の位置をずらして耳の裏から皮膚を耳たぶに付け加えたり、特殊な切開で丸く整えて縫合したりする場合は、耳垂形成手術となります。

飛び出した対耳輪の尾根を低くする

耳輪(外耳の輪郭を作る縁取り部分)よりもその内側の対耳輪が外に飛び出していて目立つため、やや低くして形を整える手術です。
場合により、軟骨の折り畳まれる位置をずらしたり、一部を削ったりして形を調整します。このほか、耳の様々な部分の軟骨の曲がり方を微調整することができます。

左の症例ではイヤホンが外れやすいのを修正する手術の一環として行っています。

同様の手技で、対耳輪の幅を太くしたり、逆に細くしたりすることもできます。

大きい耳介を小さくする

耳輪(外耳の輪郭を作る縁取り部分)を一回り小さくする手術です。
軟骨の折り畳まれる位置をずらしたり、一部を切り取って重ね合わせたりして形を調整します。

小さな耳輪(外耳の輪郭を作る縁取り部分)を一回り大きくする手術も不可能ではありませんが、軟骨の量が足りないため移植が必要になります。一般の医療施設では肋軟骨や鼻中隔軟骨を取ってきて移植することが多いようです。
しかし耳介軟骨とは性質が異なるためいずれも一長一短です。できれば同じ側の耳介軟骨の一部を使い、位置を変えたり、一部を切って重ね合わせ、ずらしたりして形を調整したいところです。
しかし、その場合は使える材料に限りがあり、小幅な改善にとどまる可能性があります。

耳輪(耳の縁)を太くする、強調する

耳輪(外耳の輪郭を作る縁取り部分)が薄く、きちんとロール状に巻き込まれていない場合は、軟骨の曲がりを調整して縁を作ります。
場合により軟骨移植が必要となったり、皮膚と軟骨の位置をずらしたりする必要があります。

逆にロールの巻き込みが深く、縁が太くなっている場合、それを細く調整することも不可能ではありません。軟骨の量が足りないこともあり、その際には一部を切って重ね合わせ、ずらしたりして形を調整することもあります。
曲がりのクセが強く、小幅な改善にとどまることもあります。

<以下編集中>