※ 自費手術の一例: 自然な重瞼ラインを希望 ▶︎ 術前→術後18ヶ月 眉が下がり額のシワも減少し、おとなしめの重瞼ラインになりました
※ 保険手術の一例: 右のみの眼瞼下垂 ▶︎ 術前 → 術後7日(抜糸時)→ 術後5ヶ月 /手術していない左側 半年でほぼ左右対称になりました
両側眼瞼下垂の男性に対し、希望により片側のみ手術を行った症例
片目だけ手術を行っても手術した側が不自然にぱっちりするなど極端な左右差は出ないこと、男性の場合、はでな重瞼ではなく控えめな方が自然に見えること、などを示すため、男性の片目の症例を並べて掲示します。
もちろん両眼同時に行った方が結果は良いことが多いです。
手術しなかった側の眼瞼下垂は術後やや進行したように見えます。(眉が上がってきていることに注目してください)
※ 両側眼瞼下垂 右側のみ手術希望 ▶︎ 術前→術後7ヶ月 手術しない左側に合わせて自然な開き具合になりましたが、左の眉が上がりました
※ 両側眼瞼下垂 左側のみ手術希望 ▶︎ 術前→術後3ヶ月 写真にポインタを重ねると眼を閉じた状態に変わります
眼瞼下垂症手術の実際
以下の症例写真は、2009年に手術をした患者さんからご承諾をいただいて掲載するものです。
手術の結果には個人差がありまた、同じ患者さんの左右の瞼でも筋肉の発達や組織の厚さなどにはかなり差があります。従って、実際には1回の手術で完全に左右差を解消する事はかなり難しく、再手術が必要となる事もあります。しかし、術後の安静が保て、経過が良ければ、以下のようにかなり早期に腫れが引いて日常生活に戻れます。
術前
上の写真で解説した患者さんの写真です。目を閉じても左右差があるのがわかります。右も軽度の眼瞼下垂ですが、今回は左瞼のみの手術を行ないました。
術後(翌日)
手術翌日に一旦テープを外した際の写真です。しっかりと瞼の筋肉を前転しているので、目が閉じにくく、また開いた時は睫毛が上を向くほど吊り上がっています。(固定ガーゼを外した直後のため跡がついています。)
術後(4日目) および 術後(7日目:抜糸直後)
4日目には腫れてはいますが異様な感じはなくなってきています。眉も下がってきました。
右は7日目抜糸直後の写真ですが、左が眉を上げなくても楽に開くようになったため、両側の眉が下がり、今まで目立たなかった右の眼瞼下垂が顕在化してきました。(いずれもドライアイによる結膜充血が生じています。)
術後(18日目) および 術後(1ヶ月目)
術後約2週間半、18日目です。まだ腫れていますがむしろ手術した左側の方の眉が下がり、反対に手術していない右の眉が上がってきました。
術後(3ヶ月目)
術後3ヶ月目の診察の際の写真です。ようやく左目もしっかり閉じられるようになりました。
腫れも引いて左右の大きさもほぼ揃いましたが、わずかに右側の方が眉が上がり、瞼も下垂しています。
術前と術後3ヶ月目の比較 (写真にカーソルを合わせると画像が変化します)
3ヶ月目の時点での比較です。まだこれからも腫れが引いて傷も目立たなくなって行きますが、大まかな腫れはほぼ落ち着いてきました。左側の術前の写真にカーソルを合わせると、術後との比較ができます。右側の写真では、術後に瞼がきれいに閉じている事が確認できます。傷痕はやや目立ちますが、位置の左右差はあまりないので不自然ではありません。
その後の術後経過(4ヶ月目、5ヶ月目)
その後の術後経過を追加しましたが、大きな変化はありません。
上の写真とは異なり、写真の編集の際に瞳孔の位置や左右の角度などをそろえるための微調整していませんので、写真撮影時の顔の傾きなどのため、若干眉の位置が上下して見えます。参考写真としてご覧下さい。
その後の術後経過(7ヶ月目、11ヶ月目)
同様に術後7ヶ月目と11ヶ月目の写真を並べてみました
撮影時刻やご本人の体調などにより、若干の変化はありますが、ほぼ落ち着いています。手術していない右の眉が少しずつあがってきているように見えます。