お肌デトックスは、ニキビ、毛穴、うぶ毛脱毛、更にはもう少しアッパーエイジのお悩みである くすみ、肝斑、たるみ、リフトアップなどまで幅広く効果的に治療する、レーザーを中核とした総合美肌治療です。

「お肌デトックス」というメニューの愛称は、副院長の発案です。デトックスは「毒抜き」。お肌に溜まっている疲れを癒し、様々な「古くなっていらないもの　＝古くなった角質細胞や肌の奥に蓄積したメラニン顆粒、壊れたコラーゲンなど様々な老廃物」を取り去って若々しいハリのある新鮮なコラーゲンたっぷりの肌に回復させる治療を象徴した名前です。

お肌デトックスの主力となるレーザーリミックス（複合レーザー）照射は、各人のお悩みに合わせて使用する機種や波長、パルス幅、出力や冷却量の組み合わせを柔軟に変えて、あなた専用の治療目的に応じてその場で調整して治療します。
通常３〜4種類（必要に応じて5〜6種類）の波長／パルス幅を組み合わせてフルフェイス※に（通常顎下を含み、ご希望によりデコルテラインまで）何度も重ねて照射します。
一応初回治療のショット数の目安はありますが、症状や目的、改善度や通っていただいている期間、頻度、など患者さんの状況に合わせてどのレーザーをメインにするかを決め、時には必要に応じて通常の何倍ものショット数で、あるいは非常に多種類のレーザーを組み合わせて照射を行うこともあります（治療費は変わりません。）

私たちにレーザーを納入した社員の方が、それで採算が取れますか？と心配するほど照射量の多い、他にはまずない、かなりお得なコースです。

※　大江橋クリニックの「フルフェイス」は顎の下まで含みます。他院では「あご」や「あご下」などと細かく分けて別料金を取っているようですが、お面のような狭い範囲の照射では期待される引き締め効果は得られないのではないかと大江橋クリニックでは考えています。

バージョンアップしてさらにお得になりました

「お肌デトックス」は、2007年、開業間もない私たちのクリニックを受診し、私たちの「腕」を信頼してお肌を任せて下さった患者さんたちに、感謝の印としてできるだけリーズナブルな価格で効果的な治療法を提供したいという思いから生まれました。開業半年を記念して、それまで別メニューだった三種類の治療（ケミカルピーリング　10,000円、イオン導入　5,000円、レーザーリミックス　35,000円　それぞれ消費税別）を一つのコースにし、レーザーだけの料金で3つとも（それまでと比べて30％オフの価格で）受けられるようにしたのです。その時点でも、すでにかなりコストパフォーマンスの良い意欲的なメニューだったと思います。

お肌デトックスは開業半年記念メニューでした

お肌デトックスは、現在大江橋クリニックの看板メニューという位置づけです。

開院当初はそれぞれの治療を他のクリニックと同じような価格設定にしていましたから、3割お得のサービスメニューにした際には簡略版として少しだけグレードを下げました。（施術時間やショット数などをちょっと減らしました。）
しかしその後治療効果をより高めるために一切妥協せずにそれぞれをグレードアップし続けた結果、上位バージョンの大江橋マジック（税込55,000円）などとあまり施術内容が変わらなくなってきました。（もちろん上位メニューではそれぞれを更に「みっちり」やりますので、お選びいただいても損はありません。）そういうわけで大江橋クリニックのレーザー治療が初めての患者さんには「お肌デトックスで十分ですよ」とご案内するようになりました。

ニキビやうぶ毛、毛穴に悩む若い方々や老後のお肌の引き締め、肌のくすみ、アンチエイジングを考えていらっしゃる方に毎月コンスタントに受けていただくには、大江橋マジックの価格帯は少々高いかもしれない。そこで、税抜35,000円で３つの治療をすべて完全な形で受けていただけるようにアップデートしたのです。

価格以上の効果は実感していただけます

お肌デトックスコースは当然のように大変な人気メニューとなりましたが、困った事が一つ。他のクリニックにはおそらくまねのできない、しっかりとした総合美肌治療である反面、時間も施術コストもかかり多くの方に受けていただくほど赤字になるのです。
仕方なく、わたしたちはお肌デトックスを、人数限定の治療とさせていただいています。

土曜日など原則的に一般の診療を行わないレーザー治療専用日を除き、予約数は1日3、4人が限度です。定期的に受けていただく方が多くなり、新規のご予約が大変難しくなりました。せっかくのお問い合わせに満席ですとお断りするのは心苦しいのですが、通院中の患者さんを最優先するためですのでご了承ください。

わたしたちは、お肌デトックスのバージョンアップ版として、ショット数や照射範囲などを増やし、導入の効果も高めた上位メニューをご提供してきました。

こちらは、イオン導入もレーザー治療もお肌デトックスより１ランク上という位置付けです。
ところが、お肌デトックスが度重なるグレードアップにより、事実上以前の大江橋マジックと大差のないお得な治療になってきました。そこでこちらのメニューも現在内容の見直しを検討しています。詳しくは、→ 専用ページの解説をお読み下さい。（現在のところ、まだ内容が十分更新されていません）

更に上のランクを目指したい方には、 大江橋マジックより更に徹底して効果を高めた「 お肌クチュール 」もご用意しています。（こちらも更なるランクアップを計画中です）

お見せしたい写真は実はたくさんあります。しかし当然ですが、誰しも治療前のトラブル肌をネットに晒すのは抵抗があります。
治療によってアトピーの赤みや毛細血管拡張が改善し、色素沈着がおさまって肌が白くなり、引き締まって目力がアップしたことは嬉しいけれど、以前のくすんだ赤黒いタルミ肌は見たくない、そう思うのは無理がないことなので、多くの症例をサイトに表示するのは当面控えます。
一部の患者さんには、院内で同様な悩みを持つ患者さんにそっと見せるだけならとＯＫをいただいていますので、診察の際に説明しながらご覧いただくことは可能です。診察時にご相談ください。

治療の一例

※　開院間もない大江橋クリニックに、額の難治性ニキビの相談でおいでになり、保険治療では改善に時間がかかると判断して「お肌デトックス」をメインに治療しました。月１回治療の３回終了後です。
現在もお変わりなくお過ごしいただいており、時折若々しい肌を維持する目的で不定期にご来院いただいています。最近は予約が取りにくくご希望に添えないこともあり、心苦しく思っております。
※　（お決まり）治療回数・治療間隔はお一人ごとに違います。治療効果は人により異なり効果の出にくい肌質の方もいます。肌の状態により翌日以降まで赤みが残る方が稀にいます。

通常、コースの最初に行っています。
まず院内で洗顔してお化粧をすべて落としていただき、皮膚表面の角質をはがす薬液を顔全体に塗り、中和（スプレーや拭き取りなど）の後洗い流していただきます。
ピーリング剤の種類、濃度、中和時間などは、その都度医師がお肌の状態を診察した上で決定します。部分によりピーリング剤の濃度を変更したり、塗り方を変えることもあります。
施術は医師（副院長・皮膚科専門医）が直接行い、ピーリング中の微細な変化も観察しながら、適切なタイミングをみて中和します。

古い角質を除去することでお肌の新陳代謝を高め、真皮のコラーゲン合成にまで影響を与えるというのが、ピーリング本来の役割です。ニキビの角栓が除去されたり、即効的に肌が白くなる効果もあります。

しかし、コースの最初に行うのにはもう一つ大切な理由があります。
角層は人体にとってとても頑丈なバリアで、光、熱、化学物質などの影響がその下の生きた細胞に及ぶのを妨害します。
ですから、その角質のうち古くなった上層を一部除去して、次に行うステップの効果を高める（導入液の浸透をよくする、レーザー光の反射を押さえる）準備処置（プライミング）の効果もあるのです。

上の図では、肌に入射する光が反射と吸収により大幅に減衰し、そのごく一部のみが下層の細胞に届くことを示しています。お肌の状態にもよりますが、70％以上のレーザー光エネルギーが生きた細胞に届く前に失われるというデータもあります。

イオン導入は通常、コースの最後に行いますが、お肌の状態によっては、医師の判断によりレーザー治療前にイオン化しにくい脂溶性の薬剤や高分子の美容物質などを超音波によるエレクトロポレーションを利用して導入したり、コラゲナイザーなど他の治療法を追加したりしています。
通常行うイオン導入では、施術の直前に都度医師が肌に合わせて調整したオリジナルの導入液を、微弱な電流の力を借りて肌の奥に浸透させます。
薬液の調整や電流の強さ、施術時間などはその都度施術を行う医師自らが決定します。

イオン導入に使用する薬液は、基本としてビタミンC誘導体（アスコルビン酸リン酸ナトリウム）を高濃度に含んだ自家製の混合保湿液です。
ビタミンE、CoQ10、トラネキサム酸、ニキビ用抗生物質、ヒアルロン酸、ヘパリン類似物質、グリセリン、長鎖炭化水素など様々な薬用成分をお肌の状態に合わせて混合して医師が施術直前に調整します。
通常イオン導入できる成分には分子量（分子の大きさ）や荷電（イオン化の程度）などによって科学的、電気的に制限があり、コラーゲンやヒアルロン酸などの大きな分子はイオン導入できません。このため、最近では追加サービスとして超音波導入機やコラゲナイザーなど他の高分子用導入機も併せて使用することにしました。（実は以前はこれらを別料金で行っていたのですが、今回時限的サービスとしてこれも料金内に含めてしまいました）
ただしプラセンタ（特定生物製剤に指定されています）などの成分が一定せず正確な内容が不明の生物製剤や由来の不確かな混合物などは、どのような成分が含まれるか医学的データが少なく安全性にも問題があるかもしれないため、使用しておりません。

レーザー室に設置されている様々なレーザー機器を多様に用いて独自の治療を行っています。お肌の状態や希望によってレーザー機器をさまざまに組み合わせます。

PDL=パルス・ダイ（色素）レーザーなどメラニンやヘモグロビン（血色素）に反応する可視光線のレーザーや、Nd:YAG=ネオジミウム・ドープト・ヤグ（イットリウム・アルミニウム・ガーネット）レーザー　など、より長い波長を持つ近赤外光レーザーを用いたり、さらに長い波長を持つフラクショナルレーザーや、非常に短い照射時間のQスイッチレーザー、連続発信やスーパーロングパルスの赤外線レーザーなど、症状に合わせて適宜組み合わせて照射しています。レーザー室内にあるどのレーザー機器を組み合わせて用いても、料金は変わりません。男性の患者さんやフェイスラインを整えたい患者さんには脱毛用レーザーを併用してレーザー脱毛を同時に行うことがあります。（それでもデトックスの範囲内で行えばレーザー費用は変わりません）

大江橋クリニックでは、お肌デトックスコースで通常合計で約1000〜1500ショット程度（10ミリハンドピース換算）を照射します。
使用するハンドピースのレーザー光の直径は、3、4、5、6、7、10、12mmと多様です。照射面積の合計はフルフェイスの面積の数倍になります。
すなわち、部位ごとに波長、パルス幅、エネルギー密度の異なるレーザー光を何回も重ねて照射することによって、複合的な効果を狙っています。
さらにご希望によっては、レーザーショットの一部を気になるお顔以外の部分（首や手、胸、背中、場合によってはお尻など）に振り分けたり、あるいは最初からメインターゲットを背中やお尻などに変更して治療することもできます。また、わずかな追加料金で、お顔のショット数は減らさずに、例えば両手やデコルテ、うなじ、肩などにレーザー照射を追加して行ったり、シミやイボ、傷跡などにさらに多くの種類のレーザーを追加照射することもできます。

詳しくはレーザーリミックスのページをご覧ください