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患者さんにお願いしたいこと
〜 Pay attention to followings 〜

大江橋クリニックのイメージ(新緑:萌え出る若葉)

「診察を受ける」とは医療機関と「診療契約を結ぶ」ことです

しばらく通っているけれど良くならない、今日も同じ薬を出された。医者を変えよう。大江橋クリニックっていうのが良さそうだから、一度行ってみよう。そう思ったあなた!!

診療契約では二重契約(重複診療)は許されません

ドクターショッピングのイメージ

思うように症状が改善しない場合、通院をやめてしまうのではなく、今通っている病院の先生に「早く治したいけれど他に治療法はありませんか」と聞いてみてください。一度診察を受けた以上、あなたとその病院とは医療法上の診療契約を結んでいて、どちらかから終了する意思表示がなければ現在もその診療契約は継続中です。診療契約継続中に無断で他の病院に行って別の診療契約を勝手に結んではいけません。二重契約になります
特に健康保険では重複診療を認めていませんから、2番目の診療契約には原則的に保険は使えません!今までの治療を一旦やめるなら、必ず通っていた病院で診療契約を終了する意思表示をしてください(一旦治療をやめます、とかしばらく来れません、とかいうだけです)。診療を中止する意思が病院に伝われば、その病院ではあなたの病名を転帰します(中止、とか転医、とかカルテに記入して診療契約を終了する手続きをします)。

知っていましたか?

医療機関はあなたを初めて診察した時、「初診年月日」をカルテに記載します。あなたが通っている間、カルテには「終了年月日:未定」と書かれています。終了には主に三種類あり、治療を要さなくなった時(治った時)は「治癒」、他の医療機関に紹介した時は「転医」、治っていないが治療を続けられなくなった時は「中止」と書いて、それぞれの終了年月日をカルテに記入します。
予定の日に患者さんが再来しない場合、病名を「継続」のままとするか、もう来ない(勝手に中断したか他の医者に行ってしまったか)と判断して「中止」にするかは、それぞれの医療機関が判断します。一般的に数ヶ月間が空くと一旦「中止」にすることが多いですが、次に来院するまで何年でも継続のままにしておくところもあります。転帰(終了)した後に患者さんが再び同じ医療機関を訪れると、新たな診療契約が結ばれ、その治療に対して「初診」と書いたカルテが作られます。こうした仕組みをご存じでしたか?

特に健康保険法等の法律のもとで健康保険を利用して(ご自身では治療費の1〜3割しか支払わず)治療を受けている方は、保険者(保険証の発行元の保険組合や会社、地方自治体など)から医療の「給付」を受けている立場です。保険診療における医療契約は(あなた本人とだけでなく)保険者と医療機関との間で結ばれています。保険医療は保険者からあなたに「給付」されているのであって、医療機関が直接あなたに「販売」しているのではありません。あなたが治療途中に別の医療機関に行くと、保険者は2か所の医療機関を通じてあなたに二重に医療を「給付」することになります。
あなたが診療契約を勝手に中断したり変更したりしたという情報は、月末に両方の医療機関から別々にレセプト(診療報酬請求書)が保険者に届いて初めて発覚します。(オンライン資格確認制度が始まり、今後は変わって行くと思われますが、現在のところ資格確認情報と診療報酬請求情報とは連携していますせん。)保険者は原則的にあなたに医療費の二重払いを認めませんから、あなたが何月何日に医療契約を結ぶ相手を変更したのかを双方の医療機関に確認する必要が出てきます。医療契約は公法上の準委任契約ですから、契約期間がダブっていた場合どちらかの契約は保険適応外としてキャンセルされます。こうした仕組みをご存知でしょうか。

セカンドオピニオンのイメージ

他の治療法はない、同じ薬しかないと言われて納得がいかないなら「他の医者の意見も聞いてみたい」と言ってセカンドオピニオン(第三者の意見)のための紹介状(診療情報提供書)を書いてもらってください。紹介状を書いてもらう費用については保険が効きます。(診療中に他院でセカンドオピニオンをきくときは他院の診察費は自費です。)無断で継続中の診療契約を勝手に中断したり、そのことを隠して別の契約を結ぶこと(重複診療)は禁じられています。一つの病気でかかれる医療機関は一つだけです。(病診連携システムを利用する場合を除く)

日本では患者さんには自由に医師を選んで診療契約を結ぶ権利があります(フリーアクセス制)が、一旦結んだ診療契約を医療機関に無断で勝手に中断し、別の医療機関と二重契約を結んではいけません。(重複診療禁止の原則)先のお医者さんも後の医師も事務処理上の手間が嵩んで迷惑します。

患者さんへの説明のイメージ

大江橋クリニックではこのことを患者さんに説明して、できる限り診療中の元の医師のもとに帰っていただきますが、その度に保険制度や医療法の説明に時間を要し困っています。特に健康保険を利用して治療を受ける方は、保険の仕組みを勉強してください。

健康保険法のもとでの医療は保険者(自治体や会社など)と被保険者(患者さん本人)、医療機関の三者間で結ぶ法律上の契約に基づいて行われています。医師と医療機関は健康保険法などの法律に従って、法律違反にならないよう非常に神経を使って診療を行っています。患者さんだけが健康保険法の仕組みを知らず法律を無視することは本来許されないはずです。(もちろん保険を使わないで自由診療だけを利用するつもりなら、ご本人と医療機関の間だけの契約になるのであまり細かい知識を必要としないかもしれません。)

医者を変えてみようと思ったら..
前医から紹介状を必ずもらってください。

今まで通っていた医師から、これまでの治療経過をまとめた紹介状を必ずもらってください。

紹介状なしで新しい医師を受診した場合、その医師は何の情報もなく初めから手探りで治療を開始することになるため、まず一般的に確立された治療法から開始しようとします。
前医でうまくいかなかった治療をもう一度最初から繰り返す可能性が高くなります。
転々と医師を変え、どの医者も同じ治療しかしないと訴える患者さんがいますが、それは当然とも言えます。医師は専門家として様々な治療の方法を知っているのに、それを発揮させないようにしているのはあなたです。
逆に、最初から一般的でない変わった治療法を始める医者は危ない。まっとうな教育を受けていない可能性が大きいです。そこを勘違いしないでください。

日本の保険診療の原則

  • 最初はどこの病院にも自由にかかれます(フリーアクセス)
    これは実は世界的に非常に恵まれた制度です。勝手に医者にかかれない国はたくさんあります。
  • 一度でも診察を受ければその病院に通院中になります(診療契約)
  • 1ヶ月薬をもらえばその病院に1ヶ月通院している事になります
  • 通院中は他の病院には勝手にかかれません(重複診療禁止)
  • 通院中以外の病院で診てもらうときは保険は使えません
  • 転医(医者を変える)には紹介状(診療情報提供書)が必要です
  • 別の医者の意見を聞くの(セカンドオピニオン)は自費です

当クリニックの基本的な診療方針です

成人は一人で、未成年の初診は保護者同伴で

患者さん以外のご同伴はお断りしています

外国語での診療はお断りします

未成年で保護者の同意が必要な場合を除き、診察室には患者さん一人でお入りいただきます。(介護が必要な場合は考慮します。)説明はご本人に直接します。
説明は日本語で行います。通訳の同伴はできません。
※ 法改正に伴い、令和4年4月より18歳の誕生日を過ぎた方は成人とみなすことになりました。これまでは20歳未満の方には保護者同伴をお願いしていましたが、今後は18際以上の患者さんには逆に手術の説明等もご家族を交えずご本人に直接行うことになりました。
ご両親にとっては頼りなく見える場合もあるでしょうが、成人としてきちんと説明を聞きご本人に自らの責任で判断していただきます。ご了承ください。

感染防止対策でもあります

説明や意思の疎通に時間がかかると様々な伝染性疾患の感染機会が倍増します。通訳を介した会話(自動翻訳機を含む)は誤解の元となるだけでなく、人口密度を増やし、会話時間が激増します。

同伴者と患者さん本人の理解度が異なると、説明が二重になり、同伴者の質問に別に答える必要が生じるなど会話時間、会話量、感染機会が倍増します。また患者さんの意思決定に同伴者の方が介入する場合があります。

マスクの仕方

感染機会をできるだけ減らすため、医師の指示があるまで勝手にマスクを外さないでください。できるだけ周辺のものに手を触れないでください。待合室での会話は控えてください。

患者さんが診察室を出た後、手を触れた場所や衣服などを置いた場所、座った椅子や寝たベッドなどを随時消毒しています。ご協力をお願いします。

診察をお引き受けできない場合があります

必ず以前に治療を受けた医療機関からの紹介状(診療情報提供書)をご呈示ください。

当クリニックを受診しようとする前に一度でも治療を受けていた医療機関の診療の効果等については、原則的にその治療を受けた医療機関で相談することを強くお勧めしています。(診療契約上の問題は、当事者間で解決すべきです。)
閉院やご自身の転居で通院できないなどやむを得ない場合は、事情によりご相談をお受けしますが、ご自身の判断で治療を勝手に中断した場合などはお引き受けできません。
※ 一度診察を行なった上で、以前受診された医療機関に戻って再度相談することをお勧めする場合もあります。その際は当クリニックでの診察に関して「自費初診料」をちょうだいしています。

必ず施術を受けたエステ等からの紹介状をご呈示ください。

自己責任で受けた施術等の結果起こった障害や不利益に対する治療費については、保険を適用できないためまずは施術を行なったエステ等にご相談下さい。
トラブルの原因となった施設からの紹介状を読ませていただいてから、診療をお引き受けできるかどうか判断させていただきます。

大江橋クリニックでは、エステサロン等で施術を受けてもよいか等の判断を行ないません。
※ エステ等の提携医療機関、あるいは消費者センター等で相談することをお勧めする場合があります。その指示の根拠となる医学的判断に際しては診察を行い「自費初診料」をちょうだいしています。

診察においでになる際にご注意いただくこと

予約フォームをご利用ください。診察券番号のある方と、初めての方では記入内容が異なります。ご自身に当てはまる方をご利用ください。

時計のイメージ

感染防止対策を兼ね、時間当たりの診察人数を制限しています。予約状況によってご希望の時間帯に予約をお受けできないことがあるので、できるだけ早めに予約してください。

レーザー治療やヒアルロン酸注入などの処置、形成外科や美容外科の手術なども予約が必要です。短時間の処置を除き初診当日には行えません。手術予約、レーザー予約等には予約料(診察予約料、保険手術予約料 及び レーザー予約料2,200円 美容手術予約料 11,000円)がかかります。詳しくは予約の取り方のページをご覧ください。
※ 美容レーザーコース等に定期的に通院していただいている患者さんには予約料を頂かない場合もあります。

特急券について(予約料を払って優先予約する 参照)

通常の保険診療時間内の診察は原則予約料不要ですが、事前に予約料(特急券 2,200円)をお支払いいただくと他の患者さんに優先してお呼びします。

令和4年10月よりオンライン資格確認制度が導入されました。まだ不具合の報告が続いているため、下記の記述は随時改定される可能性があります。
現在マイナンバーカードの利用も可能です。また保険証の有効性が即時確認できるため、再診の患者さんで前回と保険証が変わっていないことがオンラインで確認できた場合、保険証をお忘れになった場合も、本人確認ができれば保険診療も受けられます。
再診の方にはQRコードによる確認も行っています。

保険証の見本

※ 初診の患者さんは自費診療の場合も保険証(またはマイナンバーカード)をお持ちでない場合は、代わりとなる身分証明書(運転免許証等)をご提示いただき身元確認を行なっています。再診の場合でも保険証番号及び有効期間の確認ができない場合、その日の診療は保険適応の有無に関わらず全額自費負担となります。
後日お持ちいただいても返金には応じられません。
2回目以降も毎回必ず身分証明書を受付にご呈示ください。

‼️ マイナンバーカードのみお持ちになり、カードでのオンライン資格確認ができない場合、保険資格不明で保険診療せよとの通知が来ていますが、全くの初診の場合本人確認ができないため全て自費診療で対応させていただきます。(暗証番号の窃取や顔写真の改竄等で他人のカードが使える事例が報告されています)
保険資格確認書のみをお持ちになった場合、確認番号を入力し有効であれば保険診療できるものは保険として取り扱います。

再診の方も毎回保険証(またはマイナンバーカード)を確認させて頂きます。月1回ではありません。ご注意ください。
保険証の見本 免許証や定期券のようなもの、とお考えください。保険証等の提示がない場合、保険で医療サービスを受けることはできません。月1回提示の慣例ができたのには理由がありますが、現在では合理性がありません。保険資格を確認しないで保険扱いすることは本来違法であり、医師会や各保険組合も毎回提示するように啓発ポスターを各医療機関に配布しています。

※ 詳しい説明は → たまたま保険証を忘れた

※ 保険証がお手元にない方は →保険証がない を参照してください。

※ 保険証をご提示いただいた場合でも、下に示すような診療(一例)は自費診察とさせていただきます。詳しくは予約の際にお尋ねください。

見た目(外見・美容)に関わる診察などは自費で初診を行なっております。例えば頭頸部のほくろやイボ、シミ、肌のくすみ・くまなどは美容扱いです。また顔面などの色素沈着、ニキビ跡の治療や傷痕の修正、しわやたるみの相談なども保険外です。

診断の結果、治療を主に健康保険を利用して行うことにした場合は、次回の(2回目の)診察から健康保険適用といたします。

※ 先天的な変形やケガ・病気など必ずしも美容目的とはいえないものも、健康保険の診療報酬一覧表に定めがない場合は保険を適用できません。
例 : 副乳の切除、ADMやお尻の(通常の)蒙古斑のレーザー治療、後天的な耳の変形などについては、健康保険に診療報酬の定めがありません。

保険診療は、原則的に厚生労働省(大臣)の定める法律・規則・通知等の指定に基づいて全国一律に診療方法が定められています。
厚生労働大臣の定めがない治療法は、保険診療につけ加えて/保険診療に替えて行なうことができません。

具体的には、次のようなご相談は自費(自費初診料 5,500円)になります。

  • 顔面・頸部のイボ・ほくろ・シミ・できもの等をきれいに除去したい場合
  • 眼瞼下垂症かどうかの診断・瞼のたるみ・逆まつげの修正・二重まぶたの形の相談・瞼周囲のできもの・瞼の術後の変形など
  • 立ち耳・柔道耳・耳たぶや耳介の変形・左右差・耳のケロイド・耳介周囲のできもの・ピアス関係など耳の形や変形に関するご相談
  • 顔面・頭部の傷痕修正(ニキビ痕等のレーザー治療などを含む)・運動制限を伴わない体の傷痕・自傷・刺青などの切除修正
  • 乳輪乳頭・へその形等の修正
  • レーザーによるあざの治療・美容レーザー・シワ・たるみ・薄毛のご相談・レーザー脱毛 など
  • 他の医療機関の治療結果に対するご相談、修正手術の相談、スキンケア・美容に関するご相談
  • 酒に酔って階段から落ちた、ケンカや自傷の傷跡、イレズミをとりたいなど、けがや病気の原因が 自己責任の範囲となる場合
  • 暴行を受けて殴られた、エステの脱毛でやけどしたなど他人の行為が原因となった場合(加害者に支払い責任があります)

※ 最近、加害者のいる事例でも「患者が健康保険による治療を希望する場合には、健康保険を使って治療を行なうよう」指導がなされるようになりました。これは一見すると患者さんのためになるように見えますが、実は一旦健康保険を使って治療を受けると加害者に対する損害賠償請求権が患者さんから(医療費を主に支払う)保険者(市町村や保険組合など)に移り、患者さん自身が勝手に加害者に損害賠償請求ができなくなるうえ、治療内容が保険診療の水準に制限され、傷痕をきれいに治すなどの保障は受けられなくなる可能性が大きくなります。ご注意ください。

※ 保険証(あるいはマイナンバーカード)を提示されない場合、代わりにお名前・生年月日・住所等がわかる身分証明書を拝見しています。

特に初診の方は、予約時間少し前(初診の方は15分前)にご本人が直接おいで下さい。初診の患者さんには問診票をお渡ししてご記入をお願いしています。
遅れた場合はお待ちいただくことがあります。
※ 1分でもダメなんですか!と食い下がる方がいらっしゃいますが、原則を曲げるとなし崩しになってしまいます。ご理解をお願いいたします。

おいでになってからカルテを作ります

初診の患者さんは保険証の番号や住所氏名生年月日の確認を行い、新たにカルテを作成します。不足する情報を補うため問診票をお渡しして記入いただきます。予約フォームに詳しく症状や治療の経過を書いていただいた方は、待ち時間が少なくなる可能性があります。
※  【ご相談内容】に「かぶれ」とか「水虫」とか一言だけしか書いてくださらない方が稀にあります。これでは全く情報がないのと同じです。いつからどこに(左右の別は大事!)どんな症状があり、何を塗ったら・飲んだらどうなった、というように具体的に書いてください。的確に書いていただけると、それだけで診断から治療法まで予想がつくこともあります。

初診には時間がかかります。問診票の全ての項目にもれなくお答えいただき、それに基づいてカルテを作成するからです。
診察は受付時間ではなくカルテができてからになるため、問診票の記載漏れなど場合により長時間お待たせすることがあります。
症状により、簡単な検査をする場合があり、結果が出るのにさらに時間がかかることがあります。症状については、お悩みの部位だけでなく、場合によっては全身を見せていただくこともあります。
今まで使用していたお薬がわからない場合や、妊娠の可能性がある場合、いわゆる「妊活中」の場合はかかりつけの病院に一度連絡を取っていただき、使用可能な薬や当クリニック受診以前の症状の確認をさせていただくことがあります。
経過が長い場合は、初めから順を追って症状の推移や受診した医療機関についてお尋ねしなければならないこともあります。

このように初診時は問診、カルテ作成、診察、検査、各種問い合わせ、処方、お薬の説明等、各段階でそれぞれお時間を頂戴することが多く、○時までに会計を済ませたい、といったご希望にはお応えできません。症状によっては他の医療機関に直接ご紹介することもあり、その場合先方からファックス等でお返事が来るまで予約日を確定できないこともあります。

お顔の相談の場合、必ずお化粧を前もって落としてください。一部分だけ拭き取るのでなく、できれば洗顔してください。細かい色の変化や質感が重要なこともあります。
化粧が落とせない場合正確な診断ができず、適切なお薬を処方できないことがあります。

患部が見えるように、服を脱いでいただくことがあります。わずかにずらした隙間からでは正確な診断は困難です。スマホの画像や写真では診断ができません。
場合により、一旦診察室から出てお待ちいただいたり、別の部屋でお呼びしたりする場合があります。脱ぎ着しやすい服でおいでください。ストッキング等はあらかじめお手洗い等で脱いできてください。
症状や病気によっては、別の場所に症状が出ていないことが診断の決め手になることもあります。左右を比べたり手足を比べたり、顔のご相談で背中を見せていただくことも時にはあります。

その症状で全く初めて医療機関にかかる場合を除き、市販薬も含め何らかのお薬を塗ったり飲んだりしたことがあると思います。その情報は極めて大切です。薬が効いた場合だけでなく、効かなかったことも大切な判断材料です。使用した期間や回数もとても大切です。

お薬手帳や現物があると大変参考になります。市販薬等は似た名前でも成分が大きく異なるものがほとんどです。末尾のアルファベットの違いで全く別の薬だったりもします。その薬を使用したために症状が変わってしまっているかもしれません。できるだけ正確な情報提供をお願いします。

※ マイナンバーカードをご利用の場合、医療情報(健康診断の結果や他院での処方の確認、医療費の公費負担などの情報)の提供をお願いする場合があります。断ってもペナルティはありませんが、可能であれば提供にご同意いただけると診療の質が向上する場合があります。

患部にお薬や化粧品がついていると正確な診断ができません。軟膏だけでなく、汗止めスプレーや日焼け止め等も診断の邪魔になることがあります。薬を使用したために一時的に検査結果が変わることもあります。できるだけ何も付けずにおいでください。

特に「水虫かもしれない」と思って受診されるかたは、市販の水虫薬を塗ってこないでください。もし水虫であったとしても、薬を塗ってしまうと一時的に(時には1ヶ月近くも)皮膚表面から姿を消してしまい、皮膚の深部に水虫菌が残っているのに検査しても発見できない事があります。こうした場合、何度か期間をあけて再検査し、陽性である事が確認できてから治療を開始することになり、結果的に治療期間が延びてしまいます。

診察のみであれば通常初診料だけしかかからず、診察料は高額にはなりませんが、診断をつけるために処置を伴う検査や血液検査などが必要になることがあります。処方薬によっては処方前に血液検査をして腎臓や肝臓に異常がないことを確認しないと処方できないものもあります。(爪水虫の内服薬など)
後日の処置や手術が必要な場合、予約料がかかることがあります。

健康保険の範囲では検査料を含めても数千円程度で収まることが多いですが、美容的なご相談や、レーザー・手術などの予約に進まれる場合、診察・検査・予約料を含めて初診時に2〜3万円程度かかる場合があります。

成人の場合、ご家族であっても医療情報をご本人以外にはお伝えしない方針を採っております。個人情報保護と自己決定権の扱いは近年厳しくなっており、ご家族にも病状を知られたくない方もいれば、家族間で治療方針の合意ができない場合もあるからです。(場合により、通院している事実も申し上げられないこともあります。)
また、ご本人自身が症状や治療法を正確に理解して御同意いただけない場合、ご本人の協力が得られないなど今後の治療が困難になることがあり、治療方針等はご本人に十分ご理解いただいてから、ご自身の言葉でご家族に説明いただくようにしています。

令和4年4月から成人に達する年齢が18歳に引き下げられました。18歳の誕生日を過ぎていれば成人とみなし、ご本人のみの診察となります。ご両親にはまだ便りなく見えるかもしれませんが、成人はご自身で治療法を判断し、同意していただくことになります。同伴者は診察室にお入りいただけません。

未成年の場合

未成年は保護者の同意がないと重大な決断ができないことに法律上なっています。聡明な患者さんであっても未成年の場合、保護者同席で治療法をご説明し保護者の方に同意していただく必要があります。もちろん、2回目からの通院中は特に症状が変わらなければお子様だけで診察を受けていただくことに問題はありません。

原則的に15歳未満の患者さんの初診は受け付けていません。お子様はまず小児科受診をご検討ください。

子供の皮膚炎やアレルギーの治療は小児科主導で行う方が良いと考えていること、院内処方のため小児用のお薬の処方が難しいこと、局所麻酔で行う繊細な手術や時間のかかる美容手術などは中学生以下では難しいことなどの理由です。ご理解ください。

耳介の形成手術を行なっているため、乳児の折れ耳などでご相談を受けていた時期がありますが、現在は原則的に受け入れを停止しております。小児科の主治医を通じて小児形成外科を専門とする形成外科医に紹介してもらって下さい。

参考:小児形成外科分野指導医一覧

診察の流れと注意点

保険証の見本

保険証をお持ちでない方も、何らかの身分証明証を拝見しております。偽名や他人のなりすまし、家族間の使い回しなど医療事故や犯罪につながる事例が報告されています。必ずご本人確認を毎回させていただきます。

令和5年4月から医療機関にオンライン資格認証のための機器設置が義務付けられました。大江橋クリニックでもオンラインによる保険資格認証を行っています。マイナンバーカードもご使用になれます(保険証として使用するには所定の手続きが必要です。受診時に手続きを行うことも可能ですが、少々時間がかかります。可能であればあらかじめ保険証として使えるようにしておかれることをお勧めします。)
これにより、再診の患者さんであれば当日保険証をお持ちでない方も、クリニック発行のQRコード等を用いたご本人確認ができれば資格確認が可能です。ただし、何らかの公費助成(ひとり親や身体障害、高齢者等、窓口医療費の減額)の対象となる方は別に資格証の提示が必要です。また初診のかたは当面健康保険証を確認させていただきます。

保険証は確認登録後にお返しします。

問診票

初診の場合、事前にお送りいただいた予約フォームとは別に症状に合わせた問診票をお渡しします。病気によっては専用の問診票があります(眼瞼下垂や花粉症など。)複数のお悩みを一度に治療することはお勧めできません。一つずつ解決しましょう。一番診てもらいたいこと一つに対して問診票をご記入ください。

問診票には裏表にわたって質問が並んでおり、住所や連絡先のほか、既往歴(今までかかった病気や治療中の病気)、現病歴(今回の症状の初発時期や経過)、治療歴(使ったお薬や時期、これまでにかかった医療機関など)、アレルギーの有無、麻酔の経験、妊娠の有無、お薬のトラブル、相談したいことなどを書いていただきます。全ての項目にお答えください。
症状の経過などは別にメモ等にまとめて書いてきていただくと助かります。受付時にお渡しください。

将来的には紙ベースでなくお手持ちのスマートフォンなどでクリニックのサイトにアクセスしていただき、問診ページの質問に答える、という方法を取ろうと考えています。

症状によって別の医師が担当する場合もあります。また美容的なご相談の場合は美容の問診票をお渡しします。その場合、保険診療ではなく美容診察料をいただきます。問診票はできるだけ詳しく、漏れのないようにご記入ください。

再診の方にはご連絡フォームによる状況のご連絡をお願いしています。ご連絡フォームに今一度ご相談内容など必要な情報を記入して診察前(前々日くらいまでが望ましい)に送信してください。
現在新型コロナウイルス感染症対策を行う都合上、予防接種の有無、回数、コロナ感染の有無、症状などについてとくに詳しくお聞きしています。ご協力をお願いします。
クリニック宛のメールには患部の写真などを貼り付けたり検査データのファイルなどを添付したりしないでください。安全のため添付ファイル付きのメールは開きません。

問診票のすべてのご質問にお答えください

問診票の質問事項は、診断する上で大事な情報です。

例えば住んでいる場所やお仕事から診断がつくことだってあるのです。

予約診療のため、時間の制約で残念ながらゆっくりお話できないことがあります。
お互いに時間を有効に使えるように、診察を受ける時には下記のような情報を整理していただけると助かります。

治すために大切なことは、診断することだと思います。
的外れな診断であれば良い結果は生まれません。
確かな診断をして最良の治療が提供できるように日々努力しております。

  1. いつから(2日前からなど、具体的に。)
    だいぶん前から・・・等ではなく!
    ずっと前、が1週間前なのか10年前なのかは、その人の感覚によって全く違います。
  2. どんなものが(赤くて丸いものが、小さなぶつぶつが、3ミリくらいの黒点がなど。)
    顔が砂漠になった・・・等の感覚的表現ではなく出来るだけ具体的に
  3. どうなってきているか(広がってきたか、盛り上がってきたのか、他の部位にも出てきたのかなど)
  4. どんな治療をしていたか(市販の何という薬を、または他医にかかってどんな薬をいつからいつまで塗ったかなど) 実際にお使いになった薬を持ってきていただくと判断しやすくなります。
  5. 常用している薬(市販薬、サプリ、健康食品、漢方薬を含む)
    何年も前から飲んでいる漢方薬や、薬とは思えない健康飲料が原因となることもあります。
  6. 合わない薬の有無(注射や飲み薬、塗り薬で発疹がでたり、気分が悪くなったり変わったことがなかったか)
待合室

問診の内容について診察前に確認させていただくことがあります。お待ちの間外出はできるだけお控えください。お呼びした際に不在の場合順番が後回しになります。
完全予約制にして待合室が混雑することは少なくなりましたが、診療の遅れや予定時間より早くおいでになる方等が重なると、特定の時間帯には混み合うこともあります。ご容赦ください。

前医の治療を中断して大江橋クリニックを受診される場合、その医療機関から直接紹介状を送付いただいております。診療中の先生にはそのようにお伝えください。

診療情報提供の見本

紹介状以外のデータなどは原則として診察時に医師に直接お渡し下さい。
画像情報(フィルム、ディスクなど)をお持ちの場合、内容確認のためしばらくお時間をいただくことがあります。セキュリティ確保のため、ディスク等は電子カルテシステムとは別のPCを使用して読み取ります。しばしば非常に大量の画像情報が保存されていることがあり、目的の画像を検索するのに時間を要することがあります。

化粧室

診察を受ける前にお化粧を落としてください。出来るだけご自身で洗顔料等をお持ちください。待合室には洗面設備がありませんので、ビル内化粧室をご利用ください。
特にお顔のできものや色調の相談などの場合、メイクアップ用品が邪魔をして診断がつかないこともあります。一部をこすり落とすだけでなく、きちんと洗顔していただくことをお願いしています。
1階の化粧室は狭いですが、2階以上にも各フロアに化粧室があり、そちらの方が混み合わず快適にご利用いただけます。

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待合室では患者さんだけでお待ちください。ご同伴の方はロビー(外待合)に出ていただくか近隣の喫茶店、公園などをご利用ください。通訳や付き添いも原則として同席できません。

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乳幼児をお連れの場合は、他の患者さんにご配慮ください。ベビーカーは折り畳むか指示された場所に置いてください。親御さんの処置の間お預かりする事ができませんので、できる限りお一人でご来院ください。
未成年者は保護者同伴でお願いします。保護者同席のもとで治療法をご説明します。ただし、ご相談内容によっては、本当の気持ちを聞き出したり心理治療などを行うため、同伴者に一時ご退席いただくこともあります。

会話の行き違い

診療に際し、言葉のニュアンスによる行き違いを避けるため、外国語での診察はお断りしています。通訳の介在がかえってトラブルの元になる事例もあり、ご本人と直接お話が通じないと診療に支障をきたすと考えています。

これは外国人に対する差別や特定の人種に対する偏見とは無関係です。ご本人が日本語による説明を理解していただけるのであれば差し支えありません。
幸い大阪には外国語での診療に対応できる施設がたくさんあります。日本語での意思疎通に不安がある方は、そうした医療機関をご利用ください。

詳細については総合トップページ/外国語での診察は行なっていません …をご参照ください。

なるべく全員の待ち時間を減らしスムーズに診療を進めるため、診察の順番は医師が予約状況により適宜決めさせていただいております。予約順を優先しますが、手術後の患者さんや数分のお話ですむ安定した通院状況の患者さんを先にお呼びすることがあります。
また検査や処置が必要であったり現在使用中の薬等について併用禁忌・副作用報告などを検索する必要がある場合には、診察準備のためお時間を頂戴する事があります。時間のかかる処置を優先する必要があったり予約状況の都合等で、時に長時間お待たせする場合があり、何時までに出たい、等のご希望には添えません。

待合

一時的に患者さんの来院時間が重なり混雑する場合があります。お荷物はできるだけ少なく、お手回り品は膝の上などにお願いします。診察時には全てのお荷物を持って診察室にお入りください。お忘れものを減らすため、傘は傘立てに、メガネやマスク、携帯等はご自身のかばん等にお入れください。

美容レーザー等の予約をされた方は、予約専用席を設けましたのでご利用ください。レーザー室にご案内の際には、ロッカーに荷物を入れ、貴重品のみお持ちください。

お忘れ物は持ち主不明の場合原則的に当日中に近くの警察署に届けております。院内でお預かりしておくことはありません。ご確認をよろしくお願いします。

お薬は原則的に院内処方で、会計後に直接お渡しします。処方内容は必ず医師がチェックしており、お渡しする際にも数を数えてお渡ししますので、必ずその場でご確認ください。会計時にお薬の引換証が出ますので、受付でお渡しください。
精算終了後に薬を増やしたり減らしたりすることはできません。再度診察を受けていただきます(もう一度診察料がかかります)。また、事後に数が足りない等のご連絡をいただいても対処できません。お渡しの際に十分ご確認ください。

お渡しした薬を紛失された場合は、再処方は自費になります。ジェネリックのお申し出に関しては、安全性や効果を確認したもののみ採用しており、必ずしもご希望には添えません。処方箋をご希望の場合はジェネリック変更可で発行することが可能です。

ニュース等でご存じのとおり、現在ジェネリック医薬品を中心にさまざまな医薬品や医療用品が非常に手に入りにくくなってきています。大江橋クリニックではここ数年さまざまな手を尽くして在庫確保に努めてきましたが、特定の医薬品は製造中止や出荷停止、出荷調整などにより、入手できても1ヶ月当たりの数量が非常に少なくなっています。今後やむをえず処方箋の発行に切り替えることも考えられます。自費でお出ししているお薬や処置材料などの一部は値上げせざるを得ない状況です。ご理解をお願いいたします。

レーザー治療に関しては、診察当日の予約枠に空きがあり、短時間の治療で済む場合にはお待ちいただいてお受けできることがあります。
手術に関しては原則的に予約治療となります。通常約1ヶ月先くらいの予約になりますが、時間のかかる複雑な手術の場合、空き枠が数ヶ月先になる場合もあります。

初診の待ち時間を少なくする工夫

待ち時間緩和のため様々な工夫をしてきました。完全予約制で待ち時間を短縮できましたが、その代わり予約が希望の時間に取れないという問題も生じました。全ての方にご満足いただく方法はなさそうです。ご理解ください。

上の項目と重複したところもありますが、待ち時間の短縮という観点から、各項目をもう一度お読みください。

同じ症状を他の医療施設で治療していた方は、原則として紹介状が必要です。問診内容の確認をさせていただく際に、他の施設での治療歴があるのに紹介が無いことがわかった場合、診察をお受けできないことがあります。せっかくおいでになってもお断りすることになり、お互いに時間が無駄になります。必ず紹介元の医療機関から紹介状を前もって送付してもらってください。

時間の節約のため、前もってご自身のおなやみの場所や、症状の経過、今までの治療薬や使用期間、他の施設で診察を受けた場合はその診断名などを予約フォームにできる限り具体的に詳しく記入していただくと助かります。再診の方は残っている薬の量、最近の症状の変化などを送信してください。診察前に確認いたします。

問診内容と合わせて医師が状況を判断し、診察前にお薬の飲み合わせや副作用報告の検索、病名の推定や説明資料の準備を行うことができるため、効率的な診療につながります。

大江橋クリニックでは二人の医師が守備範囲を分担して診察を行っています。複数内容のご相談は複数科の受診となる場合があります。

治療法によっては次回予約日を決めたり同意書をお渡ししたりすることもあり、お話の途中で「ついでに」別のご相談を受けることは困難です。ご相談内容は優先順位をつけ、できればひとつに絞って下さい。一度にあれもこれも、という方はどれも中途半端なご説明になりかねません。

問診票の項目はいずれも診断や治療の際に重要な情報です。記入漏れがあると、カルテ作成の前にもう一度お伺いすることになり診察開始が遅れます。ご自身の状態をきちんと理解しておくことは治療効果を高めることにもつながります。覚えていない、ではなくできるだけ正確に思い出して下さい。

長時間お待たせしないようにご相談内容やメールフォームの内容などから説明にかかる時間を予測し、説明資料を準備し、検査の準備をするなどしてから診療しています。
的確・正確な問診メールをお書きいただければ、お話しできる時間が増えます。お悩みが多岐にわたったり、経過がよくわからない場合などはポイントを絞って診察し、他のご相談は次回にしていただくことがあります。