アレルギー科で扱うことのある疾患の解説
花粉症
花粉症は年間を通じてみられます


スギの花粉(電子顕微鏡写真) ブタクサの花粉(電子顕微鏡写真)
花粉によるアレルギーです。主に鼻と眼に症状が現れます。
本邦では、地域差はありますが、以下に挙げる植物が花粉症を起こすことが知られています。
- 〜春〜:樹木花粉
- スギ、ヒノキ、サワラ、ハンノキ、シラカンバ、コナラ、クヌギなど
- 〜夏〜:イネ科草本花粉
- スズメノテッポウ、カモガヤ、オオアワガエリ、ナガハグサ、ホソムギなど
- 〜秋:〜雑草本花粉
- ブタクサ、クワモドキ、ヨモギ、カナムグラなど
季節性が明らかで、例えばスギ花粉症の患者さんは、一般的に鼻汁が最も強く生じ、 眼症状が高頻度に出現します。その他に咽頭、皮膚のかゆみを合併することもあります。
大江橋クリニックでは、原因不昧の花粉症の疑いがある患者さんに対して、(黄色)の花粉に対するアレルギーの有無を検査することが多く、意外に多くの方がアレルギーをお持ちです。