【 完全予約制 】
保険診療とは厚生労働省の認可した最低限度の治療であり、決して現在の医療水準に照らして最高の治療方法ではありません。
保険での治療は基本的に病気で働けない人を会社に通える程度にまで治す、最低限の健康を保障する福祉です。
保険医療は医学水準の進歩に合わせ費用が増加していくため、医療費削減のためその内容を制限され、今後は新しい治療はなかなか保険適応とならないであろう事が予想されています。
そうした中で一定水準の健康を保つためには、保険診療の内容に縛られない、より高度な医療を皆さん自身が積極的に求めて行かなければなりません。
大江橋クリニックにおいでになる患者さんの多くは、責任を持ってストレスの多い仕事をされ、病気になっても簡単には休めない環境で頑張っておられます。そのため健康に対する認識が高く、病気にならないように予防医療を希望する方が増えています。
近年皮膚に対する認識はますます高くなる一方で、医療費削減の名の下に今まで認められていた治療や薬剤の投与さえも健康保険では認められなくなりつつあります。すでに信頼のおける先発品の薬剤は、健康保険では追加料金をいただかない限り(つまり自費併用)使えなくなっています。
(※ 湿布薬、水虫の薬、抗アレルギー剤、ビタミン剤、風邪薬、痛み止めなどは、近い将来健康保険の適応から外れ、薬局で自費で購入するしかなくなることが予想されています。)
患者さんの望むままを保険治療でまかなうことは困難なのです。
その部分を補う「美容」医療は、保険治療の延長線上にあります。
ご自身の治療ゴールの高さによっては、保険をはみ出して「美容」治療に踏み出す必要があること、「美容」治療という名の自費治療は、肌の健康を保つための正統的な治療であることをご理解下さい。
大江橋クリニックでは、美容医療は病気の治療の延長線上にあり、不健康な状態を放置したまま美容医療を行う事は効果的ではないと考えています。
従って、美容目的でおいでになった場合であっても、患者さんのお悩みの原因が健康保険で対応可能な「病気」によるものであれば、健康保険での治療も併用するのがリーズナブルであると思います。
ご本人にとっての「美容的な悩み」が健康を損なう「皮膚疾患」であって保険で治療できる事もあります。
また、ニキビ痕や肌のくすみが、慢性的な皮膚疾患を治療せず放置しているために改善しない場合も少なくありません。
そうした場合は、保険の皮膚科治療を優先して治療を行いますので、必ず健康保険証をお持ちください。
診療科名標榜規則の変更で、皮膚科の前に「美容」や「女性」などの修飾語をつけることが認められ、「美容皮膚科」も「美容外科」と同様、正式に看板に書くことが認められました。
特に「美容」は各診療科の修飾語として広く認められましたので、今後は「美容内科」を標榜するクリニックも増えて行きそうですし、美容婦人科、更には美容眼科などの登場も近いと思われます。
現在の保険医療費の水準から推算すると、保険の診察料(再診料)は「1回の診察に約3分程度かかる」として算定されていると思われます。
一般の皮膚科クリニックのいわゆる「3分診療」は厚生労働省が想定している治療です。3時間待ちの3分診療、と言われますが、厚生労働省にとっては「3分診療」が問題なのではなく「3時間待ち」(患者数が多すぎること)が問題なのです。
したがって厚生労働省は待ち時間解消のためという口実で受診人数を抑制し、医療費を削減しようとしています。
保険診療に別途予約料を加算する場合は10分程度の診察時間を確保する事、と定められています。保険制度のもとで別に費用を徴収せずに長時間の診察を行うことは、普通の医療機関にとっては採算の取れない行為なのです。
皮膚科と美容皮膚科の違いについて
(一般の)皮膚科は皮膚の「病気」を対象とした診療科ですが、美容皮膚科は「病的でない、あるいは病気とまではいえない」皮膚を、より健康に若々しく保ち生活の質を向上させるために、日常からできるアンチエイジングケアを行なう予防皮膚科です。
一般的な皮膚科診療
美容皮膚科は自由診療です