● 休診  ● 午後のみ  ● 午前予約のみ

〒530−0047 大阪市北区西天満1−2−5 大阪JAビル 1階
お問い合わせは診療時間中お電話でお願いいたします
tel06-6365-3500

7
* * * * * * 1
  2 3 4 5 6 7 8
  9 10 11 12 13 14 15
  16 17 18 19 20 21 22
  25 26 27 28 29
8
* * 1 2 3 4 5
  6 7 8 9 10 11 12
  13 14 15 16 17 18 19
  20 21 22 23 24 25 26
  27 28 29 30 31 * *

耳の悩みと治療

※ 耳の聞こえ方(聴力)や耳の穴の内部の問題は、耳鼻科の領域であり大江橋クリニックでは扱いません。

耳の形を変える手術について

耳たぶを大きくする、耳の軟骨の形を変える、立ち耳の角度の変更、その他、耳(耳介、外耳)については様々な治療が可能です。ピアスの孔を塞いだり切れた耳たぶを修復したり、耳にできたできものやケロイドを切り取り、その欠損を再建する事もできます。柔道耳などで膨れた軟骨を切り取ったり、左右の耳の大きさを調整する手術もあります。副耳や耳瘻管などの先天的疾患を手術したり、付随するトラブルも扱います。

ただしその治療には、健康保険の適応とは見なされないものも多く含まれます。それは「耳の形」が「耳の機能」と密接な関係になく、「耳の形」の修復の多くが「美容的な(見た目の)問題」と見なされるためです。
耳介(外耳)は瞼や鼻、口のように目立つ顔の正面にないため、社会生活上の「必須の道具」としては地位が低いのです。耳輪埋没症など明らかな形の異常は 健康保険 の対象となりますが、それは「眼鏡やマスクをかけるのに不便である」といった機能的な問題が関係するからであると思われます。

形成外科で対応する治療(手術は院長が行います)

耳介形成手術(健康保険適応)

健康保険が適用される条件

健康保険の適用条件として(厚生労働省通知:実施上の留意事項について)耳介形成術は「耳輪埋没症、耳垂裂」に対して行なった場合に算定する、とあり、その他の耳介の変形は通常保険が適用されませんが、明確に規定されていないため実際にはグレーゾーンです。
スタール耳、折れ耳など、耳輪埋没症以外の先天的な変形、柔道耳などの外傷性の変形、耳介腫瘍摘出後の再建など術後の変形にこの手術が算定できるかはすべて「等」をどのように解釈するかにかかっています。

今までのところ、当院で行った手術では、スタール耳、柔道耳、先天性耳垂欠損、外傷による耳介変形、耳介腫瘍摘出後の耳介欠損に対する再建等で保険請求が通った例があります。
しかし近年ますます適用が厳しく制限される傾向にあります。

K296-1 耳介形成手術(耳介軟骨形成を要するもの)の適応:

基本的に耳輪埋没症(埋没耳)に適用される手術ですが、この軽症型のいわゆる袋耳(コップ耳、折れ耳、垂れ耳など、形によって様々な呼び方がある)など片方の耳介軟骨の発達が悪く十分に展開されなかった場合、基本的には保険適応としてよいと考えています。しかしこれはあくまで医師個人としての考えで、保険適応を保証するものではありません。

スタール耳は保険適用となることが多いが絶対ではありません

スタール耳など対耳輪の形成異常や、耳介軟骨部分の一部の先天的欠損、腫瘍摘出術後などの医原性軟骨欠損等については、詳細な手術記録を症状詳記(治療の必要性や経過)としてレセプト(診療報酬請求明細書)に書き込むことにより現在のところ概ね保険適用されており、大江橋クリニックでは引き続き保険適応手術として行ってまいります。
柔道耳、レスラー耳などの繰り返した打撃による耳介変形(耳介軟骨過形成)、事故などの後遺症としての耳介変形(耳介軟骨骨折、欠損)、耳介血腫・耳介偽嚢腫・耳介ケロイドなどの腫瘍摘出後に軟骨変形が生じた場合は、ケースバイケースですが、詳細な手術記録を添付して申請した場合、保険適応が認められる場合があります。

いずれの場合も、レセプト(保険診療の際に支払い側に提出する治療費の請求明細書)を提出後、審査によって支払基金や保険者(保険組合などの支払い側)から保険適用を否認されるケースもあり、再審査請求によっても承認されない場合は、不本意ながら保険者負担分の診療費用を後日患者さんに直接請求せざるを得ない場合もあろうかと思います。その際はよろしくご協力ください。

K296-2 耳介形成手術(耳介軟骨形成を要しないもの)の適応:

耳垂裂とは、通常耳垂(耳たぶ)が丸い形に整わず、2つに避けたように見えるものを言います。正常側に比べて耳たぶ自体も一部が欠損したように小さいものが多いようです。日本形成外科学会の定義によれば「生まれつき耳垂が割れている状態の耳介先天異常の一種」とあり、ピアスによる耳切れなど外傷性の後天的なものは含まれません。当院ではピアスの耳切れ等は自費とさせていただきます。
※ 厚生労働省の関連機関である厚生局に問い合わせた結果、ピアスによる耳垂裂は適応外である旨の回答をいただいており、外傷などの明らかなもの以外は保険適応とはできません。事故や暴力等による場合は別の理由で保険適応となりません。

腫瘍摘出などにより後天的に耳介が欠損した場合も症状詳記追加により適用されるべきと考えられますが、同時再建(腫瘍摘出と同時に耳たぶを作る場合)には通常適用されません。(同一術野に対して2以上の手術を同時に行う場合の特例に該当しないため)

健康保険適応手術(形成外科)と自費手術(美容外科)

耳輪埋没症等(耳介軟骨形成を要する)

3割負担の方で55,000円程度の手術です。手術の詳細については上記左側のページをご参照ください。
複雑な形成を伴う場合、軟骨移植を伴う場合などは手術料はもう少し高くなります。(自家骨移植、複合組織移植、植皮、皮弁形成などが加わるため)
移植を伴う手術は別途約5〜60,000円程度が加算されます。植皮や皮弁形成は大きさにより異なりますが、通常耳介の場合は5,000〜30,000円程度が加算されます。従って複雑な手術の場合、片耳で15万円程度見ておく必要があります(保険適応の自己負担分として)
比較的侵襲の強い手術で、時間もそれなりにかかります(片耳で1〜3時間程度。)術後、麻酔が切れるとほぼ全員がある程度の痛みを感じます。終了直後に痛み止め、止血剤を含む術後のお薬を内服していただきます。

症状によっては、広い範囲の皮膚を剥離する必要があり、全身麻酔を必要とします。
大江橋クリニックでは全身麻酔の手術は行いませんので、このような場合は専門施設をご紹介します。

耳垂裂等(耳介軟骨形成を要しない)

3割負担の患者さんで片側28,000円程度の自己負担です。
複雑な形成を伴う場合は手術料はもう少し高くなります。(植皮、皮弁形成などが加わるため5,000円〜30,000円程度加算されます)

耳垂(耳たぶ)の形成手術の場合、通常局所麻酔のみで手術を行います。
軟骨形成を伴わない場合、術後に強い痛みを感じることはあまりありません。安心して手術をお受けください。

その他の耳の変形に保険は適用されるか

大江橋クリニックでは、耳介の変形は場合によって社会生活上大きな苦痛をもたらすと考え、健康保険の適用可能なものはできるだけ健康保険で手術を行う方針です。
しかし耳介や耳たぶを大きくする、小さくする、耳の形を微妙に変える、立ち耳の角度の変更といった手術は現状では保険適用が不可能で自費手術となります。
その他、ピアスの孔を塞いだり、ピアスホールが広がって切れた耳たぶを修復する場合は、その原因となった行為がご自身のいわば自由意志による自傷となるので、保険の適応はありません。

耳にできたできものやケロイドを切り取ったり、その欠損を再建する場合や、副耳や耳瘻管などの先天的疾患を手術する場合は保険の対象となります。

保険の手術は、マスクやメガネをかけられるようにするためのもの

健康保険の適応とは見なされないものの多くは「耳の変形」が社会生活上著しく不都合とまでは言えない、自己責任である、「耳の機能」と密接な関係にないなど、「耳の形」の修復が「美容的な問題」と見なされるためです。
機能的な意味での「耳介形成」とは、メガネやマスクをかけられるようにするため、あるいは耳の聞こえをよくする(例えばイヤホンや補聴器が入りやすくなる)ために行うものなのです。そう考えると、保険適応の有無が理解しやすいと思われます。

※ 耳の聞こえ方(聴力)や耳の穴の内部の問題は、耳鼻科の領域であり大江橋クリニックでは一部の外耳道形成手術を除き扱いません。

※ イヤホンが入りにくい、という訴えで耳甲介形成を行ったケースがありますが、これもグレーゾーンです。確かに形態の異常が耳の機能を損なっているため健康保険を適応すべき症状とは思うのですが、明確な規定はないのでケースバイケースと思われます。

耳たぶや耳の周囲が腫れて痛い

表皮嚢腫の二次感染

耳たぶの腫れる原因の多くはこれです。通常はまず抗生剤の内服で腫れをおさめ、痛みがなくなって赤みが引いた後に手術で残りなく摘出します。腫れている時に切開排膿するのはあくまで一時的処置で、傷がふさがっても放置すればいずれ再発します。
耳のできものの手術の該当欄を参照してください。

先天性耳瘻管の二次感染

先天性耳瘻管は生まれつき耳にある小さな穴で、この穴の中が感染を起こして耳の周囲が赤く腫れて痛みます。重症になると頬や首まで赤みが広がり非常に痛いことがあります。これもまず抗生剤内服で炎症を引かせてから、原因となっている皮膚の管を完全摘出します。
耳のできものの手術の該当欄を参照してください。

ピアストラブル、ピアス耳切れ

軽度のもの(ピアス穴から膿が出る、穴の周囲が腫れて痛い、ピアスが通らないなど)は内服薬(抗生剤や消炎剤)と皮膚科的処置(シリコンチューブ留置や洗浄、軟膏処置など)で治まることもあります。
不良肉芽が生じたり、ピアスホールが裂け、ちぎれてしまったものなどは、手術が必要となります。

一般的には傷の治療を優先し、ピアスホールを残すことはできません。完全に治ってから希望があれば新たに開けなおすことになります。

ピアス耳切れの原因と手術

ピアスホールが次第に縦長になり、自然に二つに割れることが多く、痛みもあまりなく気がついたら裂けていたというケースがほとんどです。原因は繰り返すピアストラブルです。通常強く引っ張るなどの外力で裂けることはまずありません。
耳たぶを元の丸い形に戻すのは簡単ではありませんが、切開のデザインを工夫することにより、ほぼ元通りの形にできます。ケロイド体質の方を除き、傷痕もほとんど目立たなくなります。

ただし、手術費用は上で説明した通り、健康保険で行なうには無理がある場合も多く、通常、自費手術としてお支払いいただくことになります。
その場合の費用は、美容外科の該当部分をご覧下さい。

美容外科で対応する自費治療(手術は院長が行います)

耳の形を変える手術(自費美容手術)

立ち耳の手術

お問い合わせが多いご相談ですが、その多くは「立ち耳の手術を保険でやっているか」というお電話です。
立ち耳の手術には保険を適用することができません。
※ 厚生労働省の関連機関である厚生局に問い合わせ、立ち耳は適応外である旨の回答をいただいており、保険適応とはできません。他の医療施設で保険で行っているとの情報は多々耳にしますが、何か別の病名を便宜的につけて保険適応としているものと思われ、医師の好意とはいえ「診療報酬の付け替え請求(本来保険請求できない処置を、別の病名や手術名に付け替えて請求する)」という違法行為となります。
 保険でやっている医療機関を教えて欲しいという問い合わせもありますが、上記のように個々の医師が危険を冒して患者さんに便宜を図っているのだと思われますので詳細を書くことはできません。

ただし、患者さんの耳の状態が本当に「立ち耳」なのか、は診察を受けていただかないとわかりません。

耳介(外耳)の形には多くのバリエーションがあり、スタール耳を代表としていわゆる先天性耳介形成異常の病名で保険適用できる場合もあるからです。
できれば一度診察を受けてください。診察のみであれば(治療を伴わない場合)保険の診察料のみで済むこともあります。

(ピアス穴あけ、穴塞ぎなど明らかな美容的なものは → 美容外科 参照)

その他、大江橋クリニックで行うことのある美容手術

耳介軟骨修正手術は、耳輪、対耳輪、耳甲介などの耳介軟骨の各部分に手を加え、軟骨の折り畳まれる位置をずらしたり一部を削ったりして、形を整える手術です。

耳介軟骨修正(両側)450,000円 - [片耳の場合] 250,000円(税別) 

耳たぶ(耳垂)が大きすぎたり小さすぎたりという場合に、皮膚と軟骨の位置をずらして耳の裏から皮膚を耳たぶに付け加えたり、特殊な切開で丸く整えて縫合したりする場合は、耳垂形成手術となります。

耳垂形成 (両側)300,000円(税抜) - [片耳の場合] 180,000円(税別) 

飛び出した対耳輪の尾根を低くする

耳輪(外耳の輪郭を作る縁取り部分)よりもその内側の対耳輪が外に飛び出していて目立つため、やや低くして形を整える手術です。
場合により、軟骨の折り畳まれる位置をずらしたり、一部を削ったりして形を調整します。このほか、耳の様々な部分の軟骨の曲がり方を微調整することができます。

左の症例ではイヤホンが外れやすいのを修正する手術の一環として行っています。

同様の手技で、対耳輪の幅を太くしたり、逆に細くしたりすることもできます。

大きい耳介を小さくする

耳輪(外耳の輪郭を作る縁取り部分)を一回り小さくする手術です。
軟骨の折り畳まれる位置をずらしたり、一部を切り取って重ね合わせたりして形を調整します。

小さな耳輪(外耳の輪郭を作る縁取り部分)を一回り大きくする手術も不可能ではありませんが、軟骨の量が足りないため移植が必要になります。一般の医療施設では肋軟骨や鼻中隔軟骨を取ってきて移植することが多いようです。
しかし耳介軟骨とは性質が異なるためいずれも一長一短です。できれば同じ側の耳介軟骨の一部を使い、位置を変えたり、一部を切って重ね合わせ、ずらしたりして形を調整したいところです。
しかし、その場合は使える材料に限りがあり、小幅な改善にとどまる可能性があります。

耳輪(耳の縁)を太くする、強調する

耳輪(外耳の輪郭を作る縁取り部分)が薄く、きちんとロール状に巻き込まれていない場合は、軟骨の曲がりを調整して縁を作ります。
場合により軟骨移植が必要となったり、皮膚と軟骨の位置をずらしたりする必要があります。

逆にロールの巻き込みが深く、縁が太くなっている場合、それを細く調整することも不可能ではありません。軟骨の量が足りないこともあり、その際には一部を切って重ね合わせ、ずらしたりして形を調整することもあります。
曲がりのクセが強く、小幅な改善にとどまることもあります。

皮膚科・アレルギー科が担当する治療

耳がかぶれた・かゆい

耳の皮膚炎

耳(外耳、耳介)は顔の両側にあって頭髪に覆われている場合もあり、頭の両側に突き出しているという位置と形の特性から、

接触性皮膚炎

刺激物質またはアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)によって、耳の皮膚が炎症を起こし、水疱ができたり赤くただれたりします。
頭皮や髪につけたものによって、頭の中にはかゆみがないのに耳だけかぶれることもあります。
原因物質との接触を避けないと、繰り返し症状が起こり、徐々に重症化することがあります。

治療法は原則的に体や顔の皮膚炎とほぼ同じですが、耳の特性上治りにくいことがあります。

ほとんどの皮膚炎は塗り薬と内服薬で治療しますが、外科的な処置や皮膚をこすったり切り取ったりする検査が必要な場合もあります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の症状の一つとして耳に治りにくい皮膚炎が続くことがあります。

治療上大切な事は以下の通りです。

脂漏性皮膚炎

頭部や生え際など耳の近くの皮膚が慢性の炎症を起こし、水疱ができたり赤くただれたりします。
毛穴に常在する真菌などが皮脂を分解し、炎症物質を作り出すのではないかと考えられています。

治療上大切な事は以下の通りです。

耳の水虫

治りにくい慢性皮膚炎だと思って市販の外用薬などを付けていたが、実は水虫菌がついていた、という場合もあります。
身体の他の部位にあったものがうつることもあります。耳の穴の周囲などの赤いかぶれは要注意です。

治療上大切な事は以下の通りです。