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形成外科 ~ Plastic Surgery ~

大江橋クリニック形成外科の特徴

大江橋クリニックの形成外科では、 手術後、外傷後の傷跡修正手術ケロイドの治療眼瞼下垂をはじめとする瞼の手術、 耳の形の修正皮膚皮下腫瘍の摘出手術やけどやけがの処置レーザー治療 など主に外科的処置を伴う皮膚・体表のトラブルを扱っています。

美容外科的な手術・処置も含めて手術とレーザーは主に院長が担当しています。
形成外科的な皮膚のトラブルであっても内服薬や塗り薬(外用薬)を中心とした治療をすべきものについては、皮膚科専門医と密接に連携をとりながら治療に当たります。

大江橋クリニックでできること

ご相談の上、他院をご紹介することもあります

一般的に形成外科で取り扱う主な疾患は 「形成外科の守備範囲」 をご覧下さい。

ご覧の通り、診療科としての形成外科は全身のほとんどすべての部位を対象としているのですが、形成外科には様々な専門分野があり、家にたとえるならば土台を作ったり柱を立てたりするような土木工事を得意とする医師もいますし、どちらかといえば障子や襖の立て付けを調節したり、壁を塗ったりという建具左官のような手術を得意にしている医師も存在します。

院長の経歴 をご覧になっていただければわかる通り、私は形成外科の中でも皮膚外科に重きを置いた勉強をしてきました。従って、骨を削ったり指をつないだり、といった手術はどちらかというと専門外です。
ですから、例えば顔面骨骨折であったり、悪性腫瘍の再建であったり、という大掛かりな再建は、それぞれの専門家にお任せする事になります。(当院は入院設備がなく、全身麻酔下の手術が難しいためという理由もあります。)

得意とする分野 傷痕の修正、眼瞼下垂、耳介形成など

最も得意とするところは、手術跡などの傷跡をできるだけきれいに治すことです。
それも、最後の仕上げ、彫刻で言えばノミで彫るのではなくてサンドペーパーでこするような、最終的には「傷がどこにあるかわからなくなりました」と言われるような手術を目指しています。

※ 最近、私の恩師(と勝手に思っている)冨士森先生のホームページを覗くと、「治療を受けた跡を更にきれいに仕上げる」仕上げ手術、という言葉が載っており、いい言葉だなあ、まさに自分がやりたいのはこういう手術だ、と思いました。

それと同時に、やはり研修医時代から症例を重ねてきた、まぶたの手術も自分のライフワークの一つだと思っています。
かなり以前の文章になりますが、院長ブログ 眼瞼下垂症手術と私(1)〜(9)という文章を載せていますので、興味のある方はご覧下さい。

症例写真は参考になるか

ホームページや医師のブログなどに掲載される症例写真を受診の目安にする方もいるようですが、あれはレストランのメニュー写真や蝋細工の料理の模型のようなものです。
手術は一人一人違った条件を持つ患者さんに対して行なわれるものですが、「条件が良ければ素人でも成功することがある」ので、「成功したことがある」という事実だけでは、その医師が実力のある医師であるかどうかの目安にはなりません。

医師の実力は、条件が悪くリスクの高い患者さんでも、そこそこの結果が出せるか、で決まります。基本的な技術の有無は症例写真で推し量る事が難しいものです。術前術後、と宣伝されている写真は、医者選びにはあまり参考にならないと考えた方がよいと思います。

とはいえ、やはり写真があった方がわかりやすいという声も多く、大江橋クリニックでも幾つかのページに患者さんの写真を載せることにしました。できる限り単なる術前術後写真でなく、手術の経過や難しい点などが見て取れるような写真にしようと努めています。

若い正常な皮膚は誰が縫ってもきれいに治るものです

執刀医の技量とは「悪条件でも一定の結果を出し続ける」ことでしょう。
それにはやはり経験も必要でしょうし、血行が悪い、皮膚や組織が足りない、感染を起こしている、ケロイド体質である、といった分の悪い戦いの中でなんとか結果を出してきた形成外科医の方が、若い正常な皮膚を相手にすることが多い美容外科医より、様々なトラブルに対処する技術は持っているのではないでしょうか。

最近では匿名の掲示板や「口コミサイト」などに書かれた「患者さんの感想」のようなもの、を参考にする方も増えてきました。中には大江橋クリニックについて書かれたものもあるようです。
しかし、匿名の発言には責任がありませんから、そうした情報に惑わされると危険です。やはり基本は、一度診察を受けてみる事だと思います。その手間は惜しんではいけません。

どこまでが正常の範囲か

治療を終えた人が本当に自信を持って社会に出て行くためには、人目を引くようであっては困ります。ツギを当てるにしても、つなぎ目がわからないぐらいきれいに仕上げなくては意味がありません。しかし、いくらきれいに修復しても、そこにできた傷を本当に消してしまう事はできません。

更には、「正常とは一体何か」という厄介な問題が出てきます。例えば指の数が5本ではなかった場合、6本なら多指症、4本なら少指症として、「先天異常」に分類し、可能ならば赤ちゃんのうちに手術してしまいます。もちろんそうした場合は健康保険の適用が受けられます。では、指が短い場合は、指が太い場合はどうでしょう?どのくらいなら異常でしょうか。
鼻はどれくらい低かったら、眼はどれくらい小さかったら異常でしょうか。交通事故で潰れた鼻を修復したら、「私は生まれつきもっと鼻が高かったのに」と言われたらどうでしょう?もっと高くするのは「再建」でしょうか「美容」でしょうか?

こう考えると、形成外科と美容外科はその境目が明らかでなく、なだらかにつながっているように思えます。すると、どこから保険を適用すべきか、という形成外科医ならいつも頭を悩ます問題にぶつかります。
これについては、別項で書く事にします。